『連続テレビ小説 おひさま』の動画一覧

本編

(1) 「母のナミダ」

(1) 「母のナミダ」

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都内に住む主婦・房子(斉藤由貴)は、安曇野で陽子(若尾文子)と出会う。りんとして美しい陽子に魅力を感じた房子。陽子は、房子に自身の半生を語り始める。昭和7年。10歳の陽子(八木優希)は誠実な父・良一(寺脇康文)、優しい母・紘子(原田知世)、聡明な長男・春樹(中川大志)、明るい次男・茂樹(渡邉甚平)と東京から安曇野へ来た。それは、病気で先が長くない紘子と最期の日々を過ごす、覚悟の引っ越しだった。
(2) 「母のナミダ」

(2) 「母のナミダ」

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安曇野に来て1か月。道祖神の祭りもあり、陽子(八木優希)は、すっかり村での生活になじんでいた。陽子は母・紘子(原田知世)とよく散歩に出かけ、小学校ではユキ(荒川ちか)と親友になった。陽子にひそかに思いを寄せる、隣家のタケオ(勝隆一)も同じ組だ。勉強が大好きで成績もよいユキは、将来、担任の教師・高橋夏子(伊藤歩)のようになりたいが、家が貧しいので教師にはなれないと話す。
(3) 「母のナミダ」

(3) 「母のナミダ」

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晴天で迎えた陽子(八木優希)の小学校の運動会。良一(寺脇康文)、紘子(原田知世)、春樹(中川大志)が、そろって応援にやって来た。かけっこで1位になれず、がっかりしていた陽子だったが、すぐにユキ(荒川ちか)を応援する。ユキが1着でゴールすると、陽子はまるで自分のことのように喜び、太陽のような笑顔でユキを祝福する。しかし翌日、学校にユキの姿はなかった。奉公のため、名古屋へ向かったのだった。
(4) 「母のナミダ」

(4) 「母のナミダ」

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泣きながら必死で走り、なんとかユキ(荒川ちか)の出発に間に合った陽子(八木優希)。2人は抱き合いながら「離れても、ずっと友だちでいよう」と誓い合う。ユキは「勉強できるっていう幸せを忘れなんで」と言い残し、安曇野を後にする。ユキの夢を自分が叶(かな)えるべきだと思った陽子は、教師になる夢を抱く。昭和8年、陽子が5年生になると紘子(原田知世)の病状は日に日に悪くなり、ある日、紘子の様態が急変する。
(5) 「母のナミダ」

(5) 「母のナミダ」

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良一(寺脇康文)は、紘子(原田知世)をリヤカーに乗せて病院から帰宅する。病状を思い、学校行事の常念岳登山に出かけるのをためらう陽子(八木優希)だったが、紘子に「太陽をすぐ近くで見ておいで」と送り出される。険しい山道を登っていき、頂上に着いた陽子は太陽を見つめ、「陽子の陽の字は、太陽の陽なのよ」という母のコトバをかみしめる。そして、その名のように自分で輝き、笑顔で世界を明るく照らす人になろうと誓う。
(6) 「母のナミダ」

(6) 「母のナミダ」

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紘子(原田知世)の葬儀が終わり、陽子(八木優希)たちは、新たな生活に入っていった。昭和13年、16歳の陽子(井上真央)は安曇野の女学校に通う。明朗さは変わらず、毎日家事に、勉強に、忙しくも充実した日々を送っていた。良一(寺脇康文)は製糸工場の工場長になり、春樹(田中圭)は松本高校で寮生活、茂樹(永山絢斗)は地元の農学校に通っていた。ある朝、陽子は見知らぬ女性(樋口可南子)に話しかけられる。
(7) 「乙女の祈り」

(7) 「乙女の祈り」

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そば畑で陽子(井上真央)に話しかけた女性は、松本でそば屋を営む丸山徳子(樋口可南子)と名乗る。女学校には、親友が2人いた。3人のきずなが深まったきっかけは、「女のくせに」が口癖の英語教師(近藤芳正)に抗議するため“英語の試験を白紙で出そう”とクラス全員で話し合った時。「女のくせにと言われたらケンカしてよい」という母・紘子(原田知世)の言葉を思い出して陽子も覚悟を決めたが、まさかの展開が待っていた。
(8) 「乙女の祈り」

(8) 「乙女の祈り」

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結局、白紙答案を提出したのは、新しいことが大好きな育子(満島ひかり)と、美人で皆のあこがれの的である真知子(マイコ)、そして陽子(井上真央)だけだった。互いを同士と認め合い、永遠の友情を誓った3人は親友となる。どこへ行くにもいっしょの3人は、映画を見に松本へ行くことにする。期待に胸を膨らませて出かけた陽子。しかし映画館に入った陽子の身には「人生で初めて死のうと思う」ほどの災難が待ち受けていた。
(9) 「乙女の祈り」

(9) 「乙女の祈り」

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  • 3日間 110 pt 〜

陽子(井上真央)が恐怖に震えながら手を握った相手を見ると、それは玉ねぎのような顔の冴(さ)えない男(千原せいじ)。もうお嫁に行けないと、家に帰って泣きながら手を洗う陽子。事情を聞いた良一(寺脇康文)は、自分がその男を捕まえると怒り心頭。そんな父の優しさにふれ、陽子は元気を取り戻す。うれしいことに松本の寮で暮らす兄・春樹(田中圭)が「友だちを連れて帰省する」と手紙をよこす。その友だちが実は陽子の…。
(10) 「乙女の祈り」

(10) 「乙女の祈り」

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  • 3日間 110 pt 〜

陽子(井上真央)は大好きな兄・春樹(田中圭)の帰省が楽しみでしかたがない。玄関の前で待ち構えていると、すっかり男らしくなった春樹が友人の川原(金子ノブアキ)を連れてくる。川原を見た瞬間、陽子の胸は高鳴りを感じる。川原を交えて一家で楽しい食卓を囲んだ後、横になっても興奮してなかなか寝つけない。すると窓の外からハーモニカの音色が聞こえてくる。音の聞こえる方に歩いてゆくと、そこには川原の姿があった。
(11) 「乙女の祈り」

(11) 「乙女の祈り」

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  • 3日間 110 pt 〜

亡き母(原田知世)からよく聞かされた「月の沙漠」を川原(金子ノブアキ)といっしょに口ずさみながら、陽子(井上真央)は静かで幸せなひとときを過ごす。親友の育子(満島ひかり)と真知子(マイコ)に初恋を打ち明け、恋の話に花が咲くが、真知子は「いいなずけがいるから恋はしない」と言う。そのころ、茂樹(永山絢斗)も将来について考えていた。茂樹の部屋で偶然見つけたのは、なんと海軍飛行予科練習生の募集書類だった。
(12) 「乙女の祈り」

(12) 「乙女の祈り」

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茂樹(永山絢斗)が軍隊に入るつもりだと知り、驚いた陽子(井上真央)は、初めて戦争を身近に感じてしまう。街頭で見送られている出征兵士を見ると、なんと映画館で自分の手を握った男(千原せいじ)だった。陽子に気づいた男は、下を向いて悲壮な顔で去るが、陽子は笑顔で彼に「武運長久をお祈りいたします」と激励する。振り向いた男は涙を流しながら、晴れやかな表情で敬礼をしたのだった。
(13) 「初恋」

(13) 「初恋」

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日本軍が漢口を陥落させた昭和13年の秋、日本中が勝利の喜びに満ちていた。女学校では勤労奉仕や慰問袋作りなどが行われ、陽子(井上真央)たちは充実した日々を過ごしていた。松本に遊びに来るように春樹(田中圭)から誘いの便りが届く。追伸に「川原(金子ノブアキ)も、また陽子に会いたいと言っています」とあり、それを読んだ陽子は一人舞い上がってしまうが、その様子を良一(寺脇康文)にしっかりと見られてしまう。
(14) 「初恋」

(14) 「初恋」

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陽子(井上真央)は、恋に舞い上がる姿を良一(寺脇康文)に見られ、恥ずかしくて怒ってしまう。良一は年ごろの娘に困惑するが、夜中に陽子の鉛筆をていねいに削るしかできない。翌日、父の気持ちを知り、教室で泣いてしまう陽子。休日に陽子、育子(満島ひかり)、真知子(マイコ)は、春樹(田中圭)のいる松本へ向かう。川原(金子ノブアキ)に会えるかと思うと急におじけづく陽子だったが、その様子を見られていて…。
(15) 「初恋」

(15) 「初恋」

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春樹(田中圭)と川原(金子ノブアキ)とともに陽子(井上真央)たちは、松本城に登る。陽子は川原の姿をうっとり見つめながら、幸せな気分に浸る。陽子の少女時代の話を聞いた川原の「きっと、よいお嫁さんになるんだろうな」とのコトバに、陽子は恥ずかしいのと、うれしいのとで、胸がいっぱいになってしまう。しかし、幸せの絶頂にいる陽子は、この日、真知子(マイコ)の心にも悲しい恋が芽生えていたのを知る由もなかった。
(16) 「初恋」

(16) 「初恋」

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学校帰りに、陽子(井上真央)と育子(満島ひかり)が真知子(マイコ)の家へ行くと、真知子はいいなずけの写真を2人に見せる。そして真知子は、春樹(田中圭)のことを好きになってしまったと告白する。それにまったく気づかず、楽しい思いに浸ってばかりいた自分を恥じ、かなわぬ恋に苦しむ真知子のつらさを察した陽子は、ともに号泣する。その夜、陽子は自分も川原(金子ノブアキ)への初恋をあきらめようと決意する。
(17) 「初恋」

(17) 「初恋」

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陽子(井上真央)と育子(満島ひかり)が学校を休んだ真知子(マイコ)を見舞いに行くと、真知子は笑顔で、おひつを抱えていた。「たくさんご飯を食べて醜く太り、いいなずけに嫌われたい」と言う。驚く陽子と育子も結局、真知子につきあい、ご飯を食べる。真知子の母・春代(中村久美)が帰ってきて驚くが、陽子は「自分が、おなかいっぱいご飯を食べたいと言った」と真知子をかばう。しかし満腹と緊張で限界を超えた陽子は…。
(18) 「初恋」

(18) 「初恋」

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気絶した陽子(井上真央)は、茂樹(永山絢斗)の引くリヤカーに乗せられた帰り道、「母がいなくても頑張って生きてきたのだから胸を張れ」と励まされる。翌朝、陽子、育子(満島ひかり)、真知子(マイコ)の3人は、通学途中に見慣れない自動車とすれ違う。陽子が帰宅すると、深刻な顔をした良一(寺脇康文)と老婦人の姿があった。老婦人は紘子の母であり、陽子の祖母にあたる桐野富士子(渡辺美佐子)だった。
(19) 「母の秘密」

(19) 「母の秘密」

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陽子(井上真央)と茂樹(永山絢斗)の孫2人を前にしても、富士子(渡辺美佐子)は「似てないわね」と愛想なく、墓参りもせずに「明日帰京する」と言い旅館へ戻る。良一(寺脇康文)は、陽子と茂樹に、母の昔の話を聞きたければ自分に遠慮せず富士子を訪ねたらよいと言う。「自分の知ってるお母さんだけでよい」と答える2人。しかし陽子は、母のことをもっと知りたい気持ちでいっぱいだった。翌日、富士子が陽子の前に現れ…。
(20) 「母の秘密」

(20) 「母の秘密」

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「母のことを知りたいなら“聞かせてください”と頼むべきだ」と憎まれ口をたたきながらも、富士子(渡辺美佐子)は陽子(井上真央)の知らない母の秘密を語り始めた。子爵という家系だったこと、教師になるのが夢だったこと、父(寺脇康文)と駆け落ちしたこと。そして跡取りとして引き取ろうとした茂樹(永山絢斗)を兄・春樹(田中圭)が身をていして守ったという話を偶然外で聞いていた茂樹は、春樹の優しさに涙を流し…。

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都内に住む主婦・房子(斉藤由貴)は、安曇野で陽子(若尾文子)と出会う。りんとして美しい陽子に魅力を感じた房子。陽子は、房子に自身の半生を語り始める。昭和7年。10歳の陽子(八木優希)は誠実な父・良一(寺脇康文)、優しい母・紘子(原田知世)、聡明な長男・春樹(中川大志)、明るい次男・茂樹(渡邉甚平)と東京から安曇野へ来た。それは、病気で先が長くない紘子と最期の日々を過ごす、覚悟の引っ越しだった。