諸葛亮孔明や曹操が戦略の根基とした無敵の兵法。
その世界的に有名な兵法書の生みの親、孫武(そんぶ)の波乱に富んだ半生を、史実をベースに描いた歴史大作ドラマ。
「大明皇妃 -Empress of the Ming-」のチャウ・ヤーウェン主演。プロデューサーはヒットメーカーとして名高い張紀中(ジャン・ジージョン)。
中国春秋戦国時代、群雄が割拠する戦乱の時代。
斉国では田(でん)氏、鮑(ほう)氏、国(こく)氏、高(こう)氏の四大家系が国の高官に就いており、お互いに権勢を争い、いがみ合っていた。
そしてもう一つの家系・孫(そん)氏は田氏と同じ一族であったため国氏、高氏から敵視されていた。
孫氏の跡継・孫武(そんぶ)と国氏の跡継・無咎(むきゅう)は親友であったが、二人は高氏の紫蘇(しそ)に想いを寄せるライバルでもあった。
そんな中、国氏と高氏が孫・田一族を奇襲するが失敗、逆に一族を皆殺しにされてしまう。
無咎は、孫武とその一族への復讐を心に誓い、紫蘇とともに楚国へと逃亡する。
一方、友情と恋を一度に失い、一族に失望した孫武も斉国を離れ呉国へ行き、自らの軍事知識をまとめた兵法書の執筆を開始する。