「ミナミの鬼」こと銀次郎(千原ジュニア)の弟分・竜一(大東駿介)に淡い恋が芽生える。
一方、マスコミから引っ張りだこの鏑木(石垣佑磨)が銀次郎に目を付けて…。
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萬田銀次郎(千原ジュニア)は大阪ミナミの金貸しで、その容赦ない取り立てから「ミナミの鬼」と恐れられていた。
ある日、マスコミからも引っ張りだこの化粧品メーカーの社長・鏑木拓也(石垣佑磨)は、ミナミでは自分よりも有名だという銀次郎に目を付ける。鏑木は、金も女も自分の意のままにならないものはなく、刺激を求めていたのだった。
銀次郎の弟分・竜一(大東駿介)はユリム(小林涼子)という韓国からやってきた女性と出会う。ユリムは異母姉・蝶子(かでなれおん)の店を手伝うために来日したが、レストランだと聞かされていたその店はクラブだった。戸惑いながらもホステスとして働くユリムが竜一は気にかかり、毎晩のように店に通い詰めるようになる。
竜一とユリムは互いに惹かれ合い、デートを重ねる。そんなある日、ユリムは蝶子から店の経営資金30万円が必要だと告げられる。金がなければ店は潰れ、ユリムも帰国しなければならないと聞いた竜一は、銀次郎から給料を前借りして金を用立てる。
その数日後、ユリムは蝶子から、韓国にいる母親の手術代として300万円が必要だと聞かされる。どんなことをしてでもお金を用意すると思い詰めるユリムが心配でならない竜一は、ついに銀次郎から集金を頼まれた客の返済金300万円に手を付け、ユリムに渡してしまう。そして銀次郎には、客からの支払いが明日に延びたと嘘をついてしまい…。