書を捨てよ町へ出よう

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書を捨てよ町へ出よう

寺山修司の初期作品である「書を捨てよ町へ出よう」。同じタイトルを用いて、全く異なった内容で映画や舞台、評論集が発表されている。この「寺山修司」の象徴とも言える作品をもとに、寺山が残…

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本編

書を捨てよ町へ出よう

書を捨てよ町へ出よう

  • 117分 見放題 
  • 10日間 1,500 pt 〜

こんなにも嘘めいてしまった世界のなかで 書を捨てよ町へ出ようという響きについて 表現という、それ自体が許されない時代が 現在。訪れるかもしれない気配がするのだ もしかしたら、なんにもないかもしれない 外側へ。内側のいろいろを置き去りにして 町に点在する作品という名の場所と時間に どうしてそこにひとは辿りつくのだろうか そしてなぜそこに立ち止まろうとするのか 所詮、そこはだれかがつくった場所と時間 もともと自然とそこに在ったものではない 劇場には、ひとがつくったものだけが在る しかしこうして、ひとは劇場へ足をはこぶ 内側にいてもいいのに、外側へ飛び出して ここで、ひとびとはきょうも立ち止まった こんなにも嘘めいてしまった世界のなかで 表現という、それ自体をどうしていこうか 表現を目のまえに。もしくは、そのなかで なにを想って。劇場という内側から外側へ また、でていくための時間をつくっている 書を捨てよ町へ出ようという響きについて 表現というものが成立するための、心強い 心強い言葉なのかもしれないと想いながら 2018.10.1 藤田貴大 ※音楽の版権の関係で、一部音を無音とし、字幕で対応しています。ご了承ください。 ※寺山修司原作の映画「書を捨てよ町へ出よう」を元に描いているため、一部、性表現や暴力シーンが含まれる部分がございますが、こちらでは視聴における年齢制限は設けていません。

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