伊藤千夏/看護師女子寮　秘められた日記(R15版)

総合病院で働く看護婦・江口朋美は太めの体型を気にして最近ダイエットを始めた。が、仕事が忙しく男にも恵まれず、同じ寮に暮らす看護婦仲間の久美子や由佳と焼酎を飲んで愚痴る毎日だった。ある日、朋美のいる病棟に足を怪我した男が入院してくる。さっそく手当てに向かうと、男は高校時代の同級生で、朋美のことを＜エブタ＞と呼んでからかった西田徹だった。久しぶりの再会にも関わらず、西だの態度は自分をバカにしているようで気に入らない。休日ひとり買い物に出かけた朋美は、病院内で一番人気の医師・宮本とばったり出会う。夢のようなシチュエーションで宮本に口説かれ、その夜知美は宮本に身体を許す。翌日、仕事も手につかない朋美は松葉杖の西田とぶつかる。ボーっとした態度が昨日の宮本とのデートのせいだと見抜かれてしまう。遊ばれているだけと言われ、取り乱す朋美。宮本にその真意を問いただそうと電話をかけても、なかなか取り合ってもらえない。むしゃくしゃした気分をはらそうと同僚の久美子の部屋へ行くと、全裸でベッドに横たわる宮本の姿が!怒りに震える朋美は焼酎のボトルを投げ捨て、寮から飛び出す。しかし、居場所のない朋美は…。