濱田のり子/淫夢　さまよえる記憶(R15版)

曜子は目の病気を患って角膜の手術を受ける。術後、包帯を外したその日から、奇妙なことが起こりはじめる。夢の中で、自分のことを「ヒトミ」と呼ぶ男の声がする。一瞬見えた男の顔は眼科医の遠藤だった。朝起きると、曜子の秘部は濡れそぼっていた。ある日、曜子の家に角膜ドナーであった女性の夫・間島から連絡が入る。ドナーの名前は仁美といい、死因は交通事故であったと語る間島。話をしているうちに曜子は間島に惹かれていく。貞淑であったはずの曜子の、術後日増しに大胆になるセックスに曜子の夫は驚きを隠せない。眼科医の遠藤、突然現れた間島という男の存在。そして、仁美という女の本当の死因は…?