ハリエットのスパイ大作戦

6年生のはみだし者ハリエット(ミシェル・トラクテンバーグ)は一人っ子。彼女を育てたのは物質主義の両親ではなく、ベビーシッターのゴリー(ロージー・オドネル)だった。彼女だけが、作家になる夢を応援してくれる彼女の理解者だ。彼女の趣味は黄色のレインコートとたくさんの道具を装備したベルトを着けて、周りの人たちをスパイすること。ターゲットは、たくさんのネコを飼う変わり者の隣人や学校の友人たちだ。親友で科学者志望のジェイニー(ヴァネッサ・リー・チェスター)や心配性のスポート(グレゴリー・スミス)を注意深く、時には冷ややかに観察し、念入りにメモを取っていた。しかしゴリーが「そろそろ大人になる時よ」と言い残して去っていった時、彼女の世界は変化し始める。学校の意地悪な女の子マリオンが彼女の秘密のノートを手に入れ、その内容をクラス中に広めてしまったのだ。全員から敵視された彼女は、復讐の計画を立てる。