ペーパー・ムーン

主演を務めるのは、ライアン・オニールと彼の実娘であるテイタム。テイタム・オニールはこの映画デビュー作でアカデミー賞助演女優賞を受賞した。ライアン・オニール演じるモーゼ・プレイは口達者な詐欺師。大恐慌の時代、彼は誰をも信用させる笑顔から、きれいな歯をのぞかせ、カモに出来そうな夫を亡くしたばかりの女性のリストを手に、車いっぱい豪華な聖書を積んでカンザスを走り抜けている。そんな彼に”組まないか”と言わしめたのが、9歳にしてタバコを吸っている孤児のアディ(テイタム・オニール)。こんな二人の旅に、マデリン・カーン演じる神経過敏なトリクシー・デライトが加わる。その時アディは、そんな事が起こるはずはないのだが、トリクシーが自分とモーゼの仲を裂くのではないかと思ってしまうのだった・・・。