カンガルー・ジャック

20年来の親友チャーリーとルイスは、何をやってもうまくいかない。ある時派手な失敗をしでかした2人は、チャーリーの継父でギャングのボス、サル・マッジオを激怒させ、罪滅ごしのためにオーストラリアまで届け物のお使いに出される。「この封筒をミスター・スミスという男に渡して来い。」2人はサルの真意を疑うことなく、旅立つ。決して中を見るなと言われていたにもかかわらず、やっぱり中を見てしまったルイス。そこにはなんと5万ドルが!入国審査を何とか潜り抜けた2人がレンタカーで向かう先はミスター・スミスが待つ内陸アウトバック。だが、荒野を走らせるうちに、一頭のカンガルーをうっかり跳ねてしまう。動物を死なせてしまったとうなだれるチャーリーをよそに、ルイスはそのカンガルーに「ジャッキー・レッグズ」と名づけて自分のジャケットを着せ、写真を取りまくる。ところが、カンガルーは生きていた!ぬうっと立ち上がったその大きさに感心するチャーリーに蹴りを入れると、ジャッキーはジャケットを着たままピョンピョン跳ねて行ってしまう。大笑いする2人。だが、ルイスの笑いは涙声になっていく。ジャケットのポケットにあの5万ドルが入っていることを思い出したからだ。2人の必死の追跡が始まる。ジープは壊れ、雇った小型機は墜落し、金をネコババされたと思ったミスター・スミスは2人を追ってくる。果たして彼らはカンガルーから5万ドルを取り戻せるのか!?