『地球絶景紀行』の動画一覧

本編

#29 大河に揺られてドナウデルタ(ルーマニア)

#29 大河に揺られてドナウデルタ(ルーマニア)

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"革命の傷跡が残るブカレスト、国民の館" ルーマニアの絶景を探す今回の旅。最初に訪れたのは首都のブカレストです。1989年12月、この街は革命の舞台となり、世界中にその名を知られることになりました。独裁者だったチャウシェスク大統領の悪政に苦しめられていた民衆が立ち上がり、大統領に反旗を翻したのです。革命は大統領夫妻の処刑という形で終わり、民衆は自由を手に入れました。今でも街のあちらこちらに革命の傷跡や独裁政権の名残があります。街の中心にそびえ立っている国民の館もそのひとつ。故チャウシェスク大統領が1500億円という大金をつぎ込んで作らせたという巨大な宮殿です。部屋数は3100を超えます。どの部屋も細部にいたるまで豪華な装飾がほどこされていますが、あまりの広さに管理が行き届かないそうです。 "原始の大河ドナウデルタ" 全長2850キロ、ドイツ南部を源流に10か国を流れ黒海に注ぐドナウ川。その河口付近にある広大な湿地帯がドナウデルタです。ドナウデルタの入り口の街"トゥルチャ"からフェリーに乗ってドナウ川を下ること4時間、ドナウデルタの深部にあるペリプラヴァという村に到着しました。ここには観光船もなければツアーもありません。旅人自ら漁師と交渉して舟をチャーターし、ドナウデルタの観光に連れていってもらわなければなりません。村唯一のスーパーマーケットに行って相談すると、店員の夫が漁師で観光に連れていってくれることになりました。翌朝4:30、観光に行く前に漁師の仕事を見せてもらいました。前日に仕掛けた網を揚げるというシンプルな漁ですが、20キロを超える巨大ナマズが何匹も捕れていました。 "ペリカンを追って" ドナウデルタには手つかずの自然が残っています。3400種以上の魚、1150種に及ぶ植物、そして325種が確認されている野鳥。中でもペリカンは世界有数の繁殖地です。ガイドになってくれた漁師さんのボートでペリカンを見に行ったのですが、警戒心の強いペリカンを近くで観察することは難しいそうです。エンジンを切ってゆっくりと近づいていくのですが、こちらに気づくとすぐに逃げてしまいます。1羽飛び立つと、全部のペリカンが飛び立ってしまいます。ふと空を見上げると100羽を超すペリカンの群れが大きな翼を広げ旋回していました。
#30 奇岩の大パノラマ カッパドキア(トルコ)

#30 奇岩の大パノラマ カッパドキア(トルコ)

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"アジアとヨーロッパの交差点" イスタンブール今回の旅のスタートは、トルコの最大都市、イスタンブール。この街は、アジアとヨーロッパ、2つの大陸にまたがっています。夕方。アジアとヨーロッパ、二つの大陸を隔てるボスポラス海峡を太陽の光が金色に染める頃、渡し船に乗ってアジア側からヨーロッパ側の港に向かいます。やがて、波の音に溶け込むようにコーランの歌声が・・・。魂を揺さぶるような歌声で、この街は一日を締めくくります。柔らかく、しかし力強く響くコーランに人々は耳を傾け、静かに祈り始めます。それはとても印象的で、エキゾチックな祈りの夕暮れでした・・・。 "不思議な温泉 パムッカレ" 次に訪れたのは、日本人が大好きな温泉地。しかしこの温泉は普通の温泉とはひと味違います。そこはまるでふわふわの真っ白い綿の城。石灰でできたパムッカレ温泉地には世界中の人々が湯治のために来るそうです。さらに驚くことに、ここにはローマ遺跡が沈んでいる温泉もありました。お湯に顔をつけてみると、柱や壁がごろごろ転がっています。太陽の光に輝く温泉の絶景に感動しながら、体も心もぽかぽかに暖まったのでした。 "奇岩の絶景 カッパドキア" 大きな3つの火山により、何百万年という時の流れで変化し続けてきた、摩訶不思議な奇岩の世界遺産。ここは、自然が生み出した、世界で最も奇抜で不思議な景観と言ってもよいでしょう。奇岩をくり抜いた家に住む家族に、絶景を見ることができるポイントを尋ねました。すると彼らはこう答えました。「気球に乗ってごらん。」まさに旅のラストにふさわしいと気球に乗り込みます。それは、奇岩の大パノラマの空中散歩。唯一無二のスペクタクルを目の前に、心が震えたのでした。
#32 北極圏に輝くオーロラ(フィンランド)

#32 北極圏に輝くオーロラ(フィンランド)

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"旅は首都ヘルシンキからスタート" 東京からヘルシンキまで直行便の飛行機でおよそ10時間半。実は日本から最も近いヨーロッパとも呼ばれる「フィンランド共和国」。国土の8割が森林と湖沼。湖沼は18万を越えます。"デザイン王国"とも言われるだけあって、大きな建築やブティックはもちろん、エレベーターの内装や、街のちょっとした看板、少しダサくなりがちなお土産物屋さんに置いてある置物だって、色使い・形にセンスを感じます。フィンランド語で「ありがとう!」を意味する「キートス!」。この言葉を街のいたるところで聞きます。名物のザリガニ料理をご馳走になった後、フィンランド人には欠かせない屋外サウナに入り、サウナの目の前にある湖に飛び込みました。 "北上して北カレリア地方へ" ペエリネン湖西岸に位置するコリ国立公園はフィンランド随一と言われる景勝地。小さな島々を浮かべる青い湖、季節ごとに色彩を変える森。その中にそびえ立つ岩盤は氷河時代に形作られ、以後2億年もの歳月を経てきました。この雄大なパノラマに感銘したシベリウスが交響詩「フィンランディア」を作ったと言われています。クフモには「カレワラ村」があります。カレワラとはフィンランドで歌い継がれてきた民族叙事詩、口承歌謡物語。フィンランド語系の言語を話す諸民族の間で口承によって伝えられてきました。カレワラ村では、スモークサウナ、鍛冶をしながら大声を出すカレワラ式の呪文を体験することなどができます。クーサモでは紅葉まっ盛りの中、「ルカサファリ」と呼ばれるラフティングを体験。ひとつ間違えば転覆というスリル満点の川下りを堪能しました。 "旅のクライマックス オーロラハンティング" 北極圏の入口、サンタクロースの街としても知られるロヴァニエミがオーロラハンティングの玄関口です。オーロラには晴れが絶対条件と言われていますが、ここは無情にも雨。さらに北上してたどりついた地は、サーリセルカという名の小さな町。ロッジ風のホテルで雨が上がるのをじっと待ちます。いよいよ明日は出発という最終日の夕方、急に雲が去ってついに綺麗な夕日が出ました。それからじっと待つこと5時間、ついに光のカーテンが現れました。地元の人は「これはすごい!メガオーロラだ」。星が輝く大空に、緑色の大きなカーテン。そのまま吸い込まれそうな不思議な体験でした。
#33 星空の村テカポ(ニュージーランド)

#33 星空の村テカポ(ニュージーランド)

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"クライストチャーチ" 旅の出発地はニュージーランド南島最大の街、クライストチャーチ。街には石造りの重厚な建物がいくつも並び、ヨーロッパに来たかのような錯覚を覚えます。トラムに乗って観光名所を巡った後は、18世紀にヨーロッパからの入植が始まる前からニュージーランドに住んでいた先住民、マオリの文化に触れます。自然と密接に関わりながら暮らすマオリの人々が語り継いできた、海からやって来た先祖の伝説や様々な神話はちょっと親しみを感じます。 "マウント・クック" ニュージーランド南島を貫く、南アルプス山脈の山々。目指したのはその最高峰、マウント・クック。麓の村には登頂を目指す登山客の他、身軽な格好の旅行者もたくさん見られます。人気ツアーの一つ、空からのマウント・クック見物と氷河ハイクに参加します。村の空港から特別な飛行機で出発。マウント・クック上空を通過、氷河を空から観察した後、飛行機は静かに氷河の上に降り立ちます。見渡す限りの青白く輝き、風の音が響くだけの氷の世界。自然の中に溶け込んでしまったかのような絶景です。 "テカポ" 手つかずの自然が多く残るニュージーランド、絶景は地上だけではありません。湖畔の村、テカポ。人口わずか300の村は、羊飼いが暮らす小さな村です。この静かな村は、世界で一番美しいと言われる星空の村。小さな村には世界中からその星空を求めて観光客が訪れます。テカポ村の星空を見るため、村はずれの山の上、マウント・ジョン天文台を訪れます。手を伸ばせばすぐに届きそうな位置に広がる数え切れない程の星の数々。まるで村が宇宙に浮いているかのような光景です。
#35 ノルマンディの風に吹かれて(フランス)

#35 ノルマンディの風に吹かれて(フランス)

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"旅の出発点は 華の都 パリ" 今回はパリからセーヌ川をイギリス海峡に向かって下り、ノルマンディー地方の絶景を探す旅です。まずは、パリの街を散策しました。凱旋門から一直線に伸びるシャンゼリゼ通りには、世界中から観光客が集まっています。その賑わいを避けて裏通りへいくと普段着のパリジェンヌやパリジャンと出会うことができます。犬の散歩に出てきた初老の女性は愛犬のために特別に作らせた自慢の首輪を見せてくれました。セーヌ川沿いで抱擁し、愛を語る老夫婦に声をかけてみると、「私たち最近知り合ったばかりよ」とのこと。愛に年齢は関係ない、日本とは恋愛事情も随分違うようです。日暮れとともに向かったのはイルミネーションに彩られたエッフェル塔。実はこのイルミネーション、1時間に1度点滅する仕掛けがあるのです。 "光と影の港町 オンフルール" セーヌ川河口の港町 オンフルール。ここはモネ等、印象派の画家たちに愛され描かれてきた町です。多くの漁船やヨットが並ぶ旧港や15世紀に船大工によって建てられたサントカトリーヌ教会は当時の面影を色濃く残しています。そんな町を散策していると一軒の画廊を発見しました。ショウウインドーにはオンフルールの風景を描いた作品が飾られています。中では画廊の主、ダニエル・ラレマンドさんが新たな作品に取り組んでいました。「この町は僕に限りない絵の題材を提供してくれるんだ。」ダニエルさんもかつての巨匠たちのようにこの街の光と影の魅力に取り付かれた画家なのです。 "人類の叡智の結晶 モン・サン・ミッシェル" ノルマンディー地方の旅の終わりに選んだのは"海上のピラミッド"と異名を取る修道院、モン・サン・ミッシェルです。8世紀に建設がはじまり、本格的に要塞化されたのは14世紀。現在の姿になったのは15世紀後半のことだそうです。このモン・サン・ミッシェルを上空から眺めるツアーが人気です。上空から眺めれば要塞が海にぽっかりと浮かんでいる様子がよくわかるというのです。早速そのツアーの申込所へ行ってみると、待っていたのは2人乗りの超軽量飛行機、モーターハングライダーです。滑走路を飛び立つと、一気に高度を900メートルまで昇っていきます。しばらくすると、雲の合間からモン・サン・ミッシェルが顔を覗かせました。千年の時を越えて静かにたたずむフランス一美しい修道院でした。.
#37 フィヨルドと氷河の王国(ノルウェー)

#37 フィヨルドと氷河の王国(ノルウェー)

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"首都オスロからフィヨルド観光の玄関口ベルゲン" 東京から飛行機を乗り継いでおよそ13時間、ノルウェーの首都オスロ。 ここオスロは、ノーベル平和賞授与式が行われることで有名な市庁舎を始め、 歴史ある建物が三方の山に囲まれており、「趣きある首都」の名にふさわしい景観を作り出しています。そして街を歩く人々も実に美しい。男性も女性も、足が長くて顔が小さく、とても彫りが深いのです。女優さんのような看板娘のいる屋台で、クレープをいただきました。続いてノルウェー第2の都市ベルゲンに向います。港に面した色鮮やかな木造家屋群。ここはブリッゲン地区と呼ばれ、世界遺産に登録されています。そこで出会った版画家の言葉「ノルウェーには絶景がありすぎて全部思い出せないよ」。夕焼けに染まる街を見渡しながら、いよいよ向うフィヨルドに思いを馳せます。 "世界最長・最深のソグネフィヨルド" 100万年前の巨大な氷河が1万年前に溶け出し、谷底が削られた結果生まれたという ノルウェーのフィヨルド。 スケールの大きな風景が目の前に広がります。 この美しくも厳しい環境で、人々は生きてきました。 フィヨルド内のフェリーや山岳鉄道の最高傑作と呼ばれるフロム鉄道は、今でこそ 世界中からツーリストを集めるエンターテインメントですが、 かつてはそこに住む人々にとって唯一の交通手段だったのです。 地元の人々の生活を守ってきた誇りを、フェリーの船長さんや フロム鉄道の車掌さんから感じ取ることができました。 "ノールフィヨルドから世界遺産ガイランゲルフィヨルドへ" ノールフィヨルドの氷河の世界を堪能した後は、ダルスニッバ展望台へ。ここは、「世界屈指の観光スポット」とも言われるガイランゲルフィヨルドを 一番高いところから見下ろせるのです。 ところが積雪のため、今シーズンは終了してしまったとのこと。 急遽予定を変更し、ガイランゲルの港からフェリーに乗り込みます。 天候も回復して、船上から見える岸壁のたくさんの滝が本当に美しい。 これらの滝は、地元の人に愛され、「セブンシスターズ」、「花嫁のベール」などと名づけられているます。そして旅のクライマックスはガイランゲルフィヨルドを堪能できる 知る人ぞ知る絶景ポイントへ・・・。.
#39 大峡谷を走るチワワ太平洋鉄道(メキシコ)

#39 大峡谷を走るチワワ太平洋鉄道(メキシコ)

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"最高の朝日を独り占め" チワワ鉄道は、港町・ロスモチスを起点に、メキシコ最北端のチワワ州、チワワまで全長635キロを走る、メキシコでは最も有名な鉄道。旅のスタート地点・ロスモチスでまず訪ねたのは、小さな漁師町です。まるで地中海の島のような、風情ある古い港で、陽気な漁師たちが船に乗らないかと声をかけてくれました。美しい湾を船で走っていると、後ろをついてくる大きな魚の群れが…。なんとイルカ。何十頭ものイルカたちが船のすぐそばまで近寄ってきます。あまりの可愛らしさに見とれてしまいました。そして、このあったかい人情の港町からチワワ鉄道の旅へ出発します。深夜、真っ暗なホームに大勢の乗客が集まります。ゆっくり、ゆっくり走り出したチワワ鉄道。次第に太陽が顔を出します。最高の朝日を独り占めです。 "大渓谷・・・コッパー・キャニオン" ロスモチスの駅を夜明け前に発車し、やがて朝日を浴びた列車は、海抜0メートルの街から、峻険な山々を縫うように登っていきます。お昼過ぎには、2000メートル以上の高地へ。広大な渓谷が車窓いっぱいに広がります。車内で陽気にみんなで歌を歌っていたメキシコ人観光客や、外国人観光客から、ため息、歓声も上がります。ディビサデロという駅で途中下車。にぎわう駅を抜けるとすぐに見渡す限りの大峡谷、コッパー・キャニオンが広がります。その雄大さに言葉を失います。現地のガイドさんに導かれ、展望台、川、谷、様々な角度からこの大パノラマを体感。圧巻は、垂直に切り立った崖の間を通り抜けるロープウェイ。岩肌むき出しの断崖が、眼前に迫ってきて、足が震えました。 "タラウマラ族との出会い" この大峡谷の崖には、今も多くの山岳民族が暮らしています。原色の派手な民族衣装をまとった、彼らタラウマラ族は、何百年も前から、質素な生活スタイルを変えません。スペインの支配から逃れるためにこの峡谷に移り住んだ先住民族の末裔も多いとか。行く先々で様々なタラウマラ族の人々に出会いました。いまだに洞窟の中に暮らす人、村の祭りで奏でるための手作りのバイオリンを弾いてくれた老夫婦。村の小学校では、素朴な子供たちとも触れ合いました。2000メートル以上の大峡谷のなかで、厳しい自然と向き合いながら、それでも楽しく暮らすタラウマラ族の人々の笑顔。そして終着駅、チワワ犬の故郷・チワワにたどり着いたのです。
#41 オルカの住む海バンクーバー島(カナダ)

#41 オルカの住む海バンクーバー島(カナダ)

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"ビクトリア州議事堂のライトアップ" カナダ太平洋岸に浮かぶバンクーバー島。今回は、大地を覆う深い森と、野生動物が息づく豊かな海に囲まれたこの島を、南から北へと縦断していきます。旅のスタートは、島の南端に位置するビクトリアから。19世紀に入植してきたイギリス人によって発展したこの街は、英国建築が立ち並び、イギリス発祥の習慣アフタヌーンティーも楽しめるという「イギリスよりもイギリスらしい街」。街中で、ひときわ威厳を放っているのが、ブリティッシュ・コロンビア州の議事堂。ここでの絶景は、日が沈んでから現れました。州議事堂の建物が、3000個もの電球によってライトアップされるんです。夜の街並に厳かな英国建築が浮かび上がりました。 "トフィーノの夕陽" 島の西岸の街トフィーノで立ち寄ったのは、ホット・スプリングス・コーブと呼ばれる海辺の露天風呂。トフィーノから船に乗って、森の中を歩いた末にやっと出会えるという秘湯です。海に面した岩風呂には、温泉から流れ込む熱いお湯と、海から打ち寄せる冷たい水が混じり合っていました。海の鼓動を感じながら入る温泉なんて、ちょっと贅沢な気分でした。水上飛行機で遊覧飛行しながら街に戻ると、夕暮れ時。サーフィンのメッカでもあるトフィーノのビーチでは、今日一日、波を楽しんだサーファーが何かを待っていました。彼らがじっと見つめる先には、カナダの西の果てに沈んでいく鮮やかな夕陽がありました。 "イルカの群れに見送られて" バンクーバー島の北に位置する離島アラートベイ。この島には、クワキウトル族と呼ばれる先住民が暮しています。彼らの考えでは、亡くなった人は、オルカ(シャチ)になって甦ると言われています。島の近海で姿を見せるオルカに先祖への想いを重ねたという彼らの話を聞いて、オルカウォッチングの船に乗ってみることにしました。バンクーバー島とカナダ本土を隔てる3キロほどの狭い海峡で、潮を吹き上げながら、ゆっくりと水面に顔をのぞかせるオルカに出会うことが出来ました。さらに、船が港へ戻る途中で出会ったのは、オルカではなく、イルカ。100頭ほどのイルカの大群が、見送るように船に付いて来てくれたんです。思いがけないお見送りで、旅のフィナーレを飾ってくれました。
#42 夜空に舞う燈火 チェンマイ(タイ)

#42 夜空に舞う燈火 チェンマイ(タイ)

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"チェンマイ" 今回の旅は、タイ北部のチェンマイ。日本からバンコクを経由して、およそ7時間で到着します。まずは、町の中心に流れるピン川沿いを歩いてみると、お花屋さんがたくさん。中でも目を引くのは、蓮の花。キレイに折ってお寺にお供えするんだそう。ここは、歴史があり、古くから町中に多くの寺院や遺跡が存在しているのです。中でももっとも古いと言われているワット・チェディ・ルアンや、チェンマイで最も大きいと言われているワット・プラシンなどを訪ねます。また、早朝には、托鉢を行う姿を目の当たりにします。黄金に輝く仏像の美しさ、そして途切れることなく訪れ続けるタイの人々の深い信仰心を感じます。 "パーノックコッコ村" チェンマイの西にある山岳地帯に、200年前にモン族が作った小さな村を訪ねます。モン族は、「針と糸の民」とも呼ばれ、伝統的な刺繍が有名なんだそう。早速村の中を歩いていると、たくさんの作品が並ぶお土産屋さんにたどり着きました。中ではおばあさんが一人、なにかしています。巻きスカートを作るための布を織っているところでした。モン族は、カチョーンという植物から糸を作って、布を織るんだとか。その行程も見せてもらいます。更に山奥へと歩みを進めると、農家を営む家族と出会いました。4人兄弟のいる家の中はとっても賑やか。穫れたての野菜を使った昼食をごちそうになり、最後には村を見渡せる高台まで、みんなでお散歩に出かけます。 "ロイカトーン" 最後は、再びチェンマイに戻ります。なにやらピン川に浮かんでいたり、川沿いも賑やかに。ロイカトーンと呼ばれるお祭りの日でした。お祭りに使用する大きな灯籠を購入している家族と出会い、お祭りを一緒に楽しみます。夜空に次々と上げられていく灯籠はとても幻想的な風景でした。
#47 密林を行く アマゾン(ブラジル)

#47 密林を行く アマゾン(ブラジル)

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"アマゾンの巨大都市マナウス" 旅の出発点はブラジル・マナウスの街。アマゾン観光の拠点として世界的に有名ですが、とにかく、暑い! 真夏の熱帯地域は40度を超え、灼熱の太陽が容赦なく照りつけます。マナウスはアマゾンの支流ネグロス川が流れる情感あふれる街。旧市街の町並みには植民地時代の建物がまだ残されています。100年以上前、アマゾンで天然ゴムが発見され、一攫千金を夢見た西欧人が押し寄せて来て、この街にヨーロッパの文化を持ち込んだそうです。さっそく街を歩いてみると…魚市場にびっくり!見たこともない変な魚がいっぱい!最も驚いたのは、鋭い歯をもつピラニア。3メートルを超す巨大魚もいます。さて、喧噪の港から、アマゾン観光に出発。 "伝説のピンクイルカ" アマゾン河はいくつもの支流に別れ、その一つ一つがまるで海のように広いんです。川幅がなんと50km以上のところもあります。船で向かったのはマナウスの港から2時間ほどネグロス川を下ったジャングルの中。目の前に忽然と現れたのはジャングロッジと呼ばれる巨大なホテル。原始のままの森の中に建てられ、8kmに及ぶ回廊が張り巡らせています。猿や鳥など、様々な動物が自然のまま暮らしていて、部屋はなんと地上50メートルの木の上。空中に浮いているのです。この素敵なホテルを拠点にアマゾンの絶景探検に…。ピンクのイルカと戯れ、お昼ご飯は、ピラニアを釣って天ぷらを賞味。ピラニアって案外おいしいんです。 "命輝くアマゾンに沈む夕日" 船で、先住民族の住んでいる村に行くことに・・・。すると、ちょうど成人の儀式が行われていて、巨大なアリを詰め込んだ網の中に、少年が手を入れて痛みに耐え抜いていました。この村ではなんと今も吹き矢や、弓を使って狩りをしたり、素朴な暮らしをしていたのです。彼らは毎日のように川で水浴びをし、そしてそこでアマゾンの神に、祈りを捧げるのだと教えてくれました。彼らはアマゾン河に心から感謝し、そして共に、生きているのです。さまざまな命が輝くアマゾンの神秘に、心が震えました。