キミと奏でる交響曲<シンフォニー>
第8話 純粋な気持ち
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画質についてあらすじ
フェイ先生の提案によるSオケとAオケの対抗公演に向けて、双方熱のこもった練習が始まる。Aオケに技術で勝つのは難しいと判断したジェンイエンは、指揮のスタイルと完成度で勝負しようと決める。しかし、メンバーたちは斬新でオリジナリティーあふれる方向を目指したがる。一方、Aオケの指揮者イーソンはプレッシャーを感じていた。
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本編
一度はやめると言って出ていったジュオ・インも戻り、RS楽団のメンバーは練習に集中する日々が続く。ある日、突然ジェンイエンの叔母が訪ねてくる。ジェンイエンと彼の叔母が2人で話しているのを立ち聞きしたシャオウオは、ジェンイエンが飛行機へのトラウマで海外に行けないことを知り、何とかしてあげたいと頭を悩ませる。
ジェンイエンが指揮者コンクールの申込書を見ていることに気づいたシャオウオは、ジェンイエンが離れていってしまうのではないかと不安になる。チャン先生はシャオウオに、ジェンイエンのそばにいるためにもピアノコンクールに出ることを勧める。シャオウオはジェンイエンをデートに誘うが、行き先はキャンパスの芝生で…。
ジェンイエンはトラウマを克服するため、チン・フェンに付き添ってもらい北京まで飛行機に乗ってみることに。一方、ピアノコンクールに出ることにしたシャオウオは、チャン先生から猛特訓を受けていた。北京から帰ってきたジェンイエンの応援もあり、苦手な作曲者の曲も表現できるまでに上達したシャオウオは、いよいよコンクール予選を迎える。
シャオウオは予選のあとで調子を落とし、チャン先生ともうまくいかなくなっていた。ジェンイエンがシャオウオを励ましに行くと、シャオウオの演奏は驚くほど向上する。ところがシャオウオは体調を崩してしまい、予定していた2曲目の練習ができないまま決勝に臨むことに。チャン先生は仕上がっている1曲目だけを弾くよう指示するが…。
実家に戻って街を歩いていたシャオウオに、チャン先生から電話がかかってくる。パリでピアノの勉強ができることになったと聞き、喜ぶシャオウオ。シャオウオを追ってきたジェンイエンは、海を眺めているシャオウオを見つける。その後、ジェンイエンはシャオウオの父親に初めて挨拶するが、厳しい視線を向けられ…。
パリで指揮の勉強を続けているイーソンは、ウィンダー先生の弟子になることが決まる。喜んだシャーシャーとイーソンが思わずキスを交わすと、その様子をツァイウェイが見ていて…。一方、ジェンイエンのヨーロッパ行きが近づき、RS楽団では新しい指揮者を探していた。ジェンイエンはAオケのホー・シャンリャンに声をかける。
パリにやってきたジェンイエンとシャオウオ。ところが借りた部屋にはすでにダリアという女性が住んでいて、3人は一緒に暮らすことになる。ジェンイエンとシャオウオはパリを一通り満喫し、その後ジェンイエンは指揮者コンクールの予選を迎える。シャオウオは先に出かけたジェンイエンを追いかけるが、会場の入り口で引き止められ…。
RS楽団は練習場所を何とか確保し、かつてSオケにいたトランペットのファン・チェンとオーボエのウー・ジャンも団員として戻ってくる。しかしどのパートも人数が足りておらず、問題は山積みだった。一方、パリにいるジェンイエンは指揮者コンクールの決勝に臨むことに。ところが一緒に演奏するはずのバイオリニストにトラブルが起きる。
RS楽団は資金不足で存続が難しい状況となる。そこでチェン・ジャンとチン・フェンはスポンサー集めに駆け回る。一方シャオウオは、ジェンイエンがパリを離れてしまうのではないかとひどく不安になっていた。ジェンイエンはシャオウオに「そばにいる」と約束するが、フェイ先生から助手として世界公演に同行しないかと誘いを受け…。
一時帰国したジェンイエンは、さっそくチン・フェンとチェン・ジャンに会って話をすることに。しかしチン・フェンは、RS楽団の実情を隠そうとする。ジェンイエンはフェイ先生の代理でソン・ランと共演することになるが、気が進まずに断ろうとする。一方、シャオウオは新しい指導者ウオ・グレイ教授のレッスンを受けていたが…。
RS楽団のスポンサーが降板してしまう。お金という現実から目を背けたいメンバーたちは、問題を1人で抱え込んでいるチン・フェンの気持ちを察することができない。ウー・ジャンは葬儀場で演奏する仕事をするくらいなら辞めると言いだし、楽団の雰囲気は悪くなるばかり。一方その頃、シャオウオも自分の演奏を見失っていた。
伝統あるルマリー楽団の常任指揮者になったジェンイエン。しかしルマリー楽団の現状は想像とはかけ離れていた。一方RS楽団では、シャンリャンのやり方に納得できずに反発する団員も多く、板挟みになったチン・フェンは悩む日々が続く。シャオウオは演奏会に向けて練習していたが、ある日突然ソン・ランがやってくる。
ルマリー楽団での初練習の日。ジェンイエンが初歩的なミスをした演奏者を指摘すると、コンマスのシェリーが口を挟む。楽団のことでため息をつくジェンイエンを見たシャオウオは、自分の演奏会のことをなかなか言いだせない。ルマリー楽団の演奏会の日、ピアニストが辞退したためジェンイエンはシャオウオにピアニストの代打を頼む。
ソン・ランは、天才と呼ばれるのは慰めにすぎないとシャオウオに愚痴をこぼす。事実、ソン・ランを迎えに来た母親は非常に厳しい人で、シャオウオはソン・ランが予想以上に苦労していることを知る。ある日ジェンイエンは、シャオウオが忘れていった楽譜を届けにいくが、練習室にいた人物の顔を見てひどく驚く。
ルマリー楽団に入るため、チー・モーの演奏が始まる。滑らかに奏でるチー・モーの横で、ピアノ伴奏のダリアは腹痛に苦しみながら演奏する。一方、RS楽団ではシャンリャンが1人で悩みを抱えていた。シャンリャンは音楽を仕事にすることを家族に反対されている。その事情を知ったファン・チェンはシャンリャンを励ますが…。
ルマリー楽団の演奏会が近づく。同時期にイーソンが指揮するディーシャン楽団の演奏会も開かれることになっていたが、ジェンイエンは同じショパンの曲を演奏するつもりだ。フェイ先生は「ショパンは諦めろ」と言いながらもジェンイエンにあるヒントを与える。一方、チン・フェンは、見つけてきた仕事に文句をつけられて練習を飛び出す。
ジェンイエンの提案が功を奏し、演奏会は無事に成功を収める。演奏後、シャオウオはケーキを用意するが、そこにはグレイ先生からジェンイエンへのメッセージが添えられていた。翌日、ジェンイエンはメッセージに書かれていた約束の場所に向かう。その頃、フェイ先生は病気が悪化してベッドの上にいたが、それでも舞台に立つと言い張り…。
パリにやってきたチン・フェンが、秘密の部屋の鍵を見つけて扉を開けてしまう。その後、シャオウオも秘密の部屋へ入って本の中に1枚の家族写真が挟んであるのを見つける。写真の裏にはある言葉が書いてあった。一方、イーソンはグレイ先生に「大切なものを失わないように」と言われ、ツァイウェイへの想いを自覚する。
父と改めて対面したジェンイエンは、これまで胸に抱えてきた思いを打ち明ける。しかし、和解のために父から差し出された手を、ジェンイエンが取ることはなかった。その後ジェンイエンは、父が遠い昔に録画していたビデオメッセージを見るが…。そして、ジェンイエンは上海に戻り、シャオウオはパリでピアノの勉強を続ける。
RS楽団は立て直しに取りかかり、練習場所を何とか確保するも、メンバーがほとんど集まらず、ジェンイエンたちは難しさを痛感する。また、ジェンイエンの帰国後初の仕事は再びソン・ランとの共演に決まる。しかもアンコールの曲は、シャオウオが一緒に弾きたいと言っている曲だったため、ジェンイエンはひどく悩む。