BU・RA・Iの女

東京の仲里瞳のマンションを、幼なじみの高森勇が訪ねて来た。瞳はデパートに勤務しており、勇は地元沖縄で刑事をしていた。勇は長い間瞳に対し抱いていた想いを打ち明け、プロポーズした。だが、瞳の即答は得られず、瞳の実兄の荘一の命日に返事を聞かせて欲しいと言う。サイドボードにセピア色になった一枚の写真。そこには瞳を挟んで、勇と同じく幼なじみの秋男と荘一が写っていた。秋男は、暴力団藤丸組の準構成員である。組内のつまらないいさかいから、商売仇の九力の命をとるよう、組長の藤丸から命じられ、拳銃を渡される。