女子大生　三日三晩汗だらけ

満開の桜も、もう散りかかる頃、卒業未定の女子大生三人、淳子、百恵、郁恵が、助教授江川の後からとぼとぼ歩いてくる。江川にもう一度試験を受けさせてもらいたいと3人ペコペコ頭を下げる。ところが、再試験もすでに5回目。江川いわく、「バイトばかりに熱あげてないで、たまには、三日三晩汗だらけで勉強しなさい」その言葉に淳子以下三人、びっくりするやら、あせるやら―― 淳子達の住む「ひとみ荘」、今日は、江川助教授が、特別ゼミナールをして下さるという、ありがたい日なのですが予習する理由でなし、淳子といえばたんねんに化粧をし、ルージュをぬりたくっている。百恵にしても、競馬新聞をおっぴろげて予想を、くり広げている。2人の間に郁恵に江川を押しつけようと話がまとまった時、どこからかジイっとモーター音が。その音の出所は、郁恵が大人のオモチャでマスをかいている真最中なのです。はげしく、股の張り型を動かす郁恵、2人の陰謀にも気付かずに、いい気持ちになってもだえ狂ってる。かんじんの江川といえば、仲々のくわせもの、娘の大学入学の為にと、体をなげ出す母親達を相手に情事の最中である。ところが、母親もけっこう楽しんでる様子だし娘の方もそれが当然という感じで落ち着いている。まったく世の中これでいいのか?