吸血鬼ドラキュラの花嫁

若く美しいフランス人女教師マリアンヌ（イヴォンヌ・モンロー）は、赴任先である東欧の学校に向かう途中で足止めを食ってしまう。彼女は謎めいた男爵夫人（マーティタ・ハント）から、ほとんど人の気配のない城に一晩滞在するよう勧められる。その城で、マリアンヌは鎖でつながれ幽閉された男性を偶然発見する。男爵夫人は「その男は自分の息子で、病気がちで知能が低い」としか説明しない。女中のグレタ（フリーダ・ジャクソン）からもそれ以上の情報が得られず、マリアンヌは鍵を盗んで彼の鎖を解いてやった。自由の身になると、男爵（デヴィッド・ピール）は自らの邪悪な目的を果たすべく巧妙な方法で吸血鬼を集めるが、マリアンヌと不屈のヘルシング博士（ピーター・カッシング）によって捕らえられる。ハマー・フィルムが贈る、背筋も凍る不気味なホラー作品。