ストレンジャーズ6

#3 海湾自治区

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  • 55分

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あらすじ

皆藤は、美月が誘拐されたことを海湾側に知らせなかった。問題解決の糸口になるのなら、海湾側は美月の犠牲など厭わないだろう。報告義務を怠り、単独で情報収集を図る。 そんな皆藤に、誘拐犯から直接電話が来る。犯人の要求は、「美月の命と引き替えに、峰武を殺せ」――電話の主は、すでに恵理をすっかり懐柔し、絶大な信頼を得ている、松川。 ビッグオニオンの設置が完了し、峰武が改めて取ったデータにより、新たな事実が発覚する。 アジアを襲う大地震は一ヶ月以内に起こる可能性が高い。早急に峰武の地震制御装置の設置を進めなければならない。しかも、地震の事実を公にできない中で、迅速な作業が必要となる。 そこで用意されたのが、海湾特別区域――『海湾自治区』の設立だった。この場所を中国、韓国、日本の経済協力のもと、アジア発展のモデル区域として独立させる――。 誘拐された美月は、機転をきかせて見張りを撒き、監禁場所から逃げ出した。犯人たちは美月を探しまわるが、何とか追手を逃れ、民家に保護される。一報を受け、安心する皆藤。 その夜、暗殺者が再び峰武を襲った――男は皆藤に取り押さえられるが、その場に駆けつけたファンたちから、皆藤が暗殺の協力者なのではないかと疑いをかけられる。美月の誘拐事件で単独行動を取っていたのがバレていたのだ。 皆藤は、峰武の命と引き換えに娘が狙われていたことを白状する。娘は助かった。こうするしか方法がなかったのだ、と――その時、皆藤の携帯に松川から着信が。美月は再び松川に捕まったのだ。「その場で峰武を殺せ」と要求する松川。「助けて!」と美月の声が聞こえる。――皆藤は銃を手にする。パクデヒョンとアン・ジヘは皆藤に照準を合わせる。「許してくれ」皆藤の言葉は誰に向けられたものなのか――松川の携帯に銃声が聞こえる。

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『ストレンジャーズ6』の動画一覧

本編

#1 チャングウトラブル

#1 チャングウトラブル

  • 57分 
  • 7日間 330 pt 〜

ソウルのパクデヒョンは、ようやく取れた休暇中に、東京の皆藤悟は離婚調停の日の朝に、北京のファン・ハイレンは家族との団欒中に――、一本の電話に呼び出される。 中国の海湾には、3人の他、アン・ジヘ、ウェンチン、立花賢治の6人が集合。到着早々、トラブルに巻き込まれる6人。 韓国のチャングウ社の社長の車が何者かに襲撃され、チョ社長が拉致されたのだ。たまたま近くにいたパクデヒョンや皆藤らの対応のおかげで、犯人たちはその場で捕獲、チョ社長の拉致は未遂に終わり、事なきを得る。 海湾安保局の本部で、IDチェック、指紋認証の厳重なセキュリティに加え、“電磁波の影響を最小限に抑えるため”と、予防注射を施される皆藤、賢治、パクデヒョンとアン・ジヘ。 最高責任者であるという張局長より、今回の任務を聞かされる。 世界的な地震学者の峰武博士の調査の結果、海湾の地下を震源とした地震――マグニチュード10以上の大地震が1年以内に起こる可能性が指摘された。予想被害者は3億人以上。高さ80mの津波がアジアを壊滅させる……峰武は、その地震を未然に防ぐ制御装置を開発し、海湾に設置するためにやって来るという。ところがその計画を阻止しようという動きがある。6人はその警備のために集められた。 本当に地震は予測できるのか、また、地震を防ぐことなど可能なのか? 妨害しようとしている組織とは? 何もかもが不明瞭なまま、6人はチームとなった。 皆藤は、チャングウ社長の拉致犯の情報の開示を求めるが、ファンはあの事件は国内の問題だからと拒否。それぞれが腹を探り合い、優位に立とうと駆け引きと対立を繰り返す。 そんな中、天井のダクトからサーバールームに忍び込む男が。工作員のジョウはメインサーバーから情報を引き出していく――侵入者あり!警報が鳴り響く。6人は手分けをしてジョウを追う。ジョウはすぐに捕まり、パソコンを押収する――と、突然、爆発!全員が怯んだ隙に逃げようとしたジョウは、銃殺されてしまう。すぐに賢治が、残ったデータの解析を始める。 そのころ東京では――、皆藤の妻、恵理に接触を図る男がいた。言葉巧みに恵理を懐柔し、信頼関係を築く松川。果たして松川の目的は――。
#2 ビッグオニオン

#2 ビッグオニオン

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

殺されたジョウは、翌日召集される護衛隊員の中に工作員を紛れ込ませるために、データを改ざんしていた。暗殺者の侵入を防ぐには、膨大なデータの中から、改ざんされた箇所を見つけるしかない。賢治とアン・ジヘがその照合に取りかかる。 昨日のチャングウ社長の拉致事件と何かつながりがあると踏んだファンたちは、拘束した拉致犯人を取り調べることに。そして拷問の末、タケイケンという日本人に頼まれたことがわかる。 すぐに、日本の公安警察がタケイケンの捜索に動き出す。 日中韓の政府の取り決めで、6人は正式に『特別部隊』として組織されることになった。機密事項を知る以上、今後3年間は出国禁止という処置に納得がいかない皆藤たち。しかしもう彼らに引き返す道はない。国のため――アジアのためなのだと厳命される。 峰武と科学者チームが海湾に到着する。 皆藤やパクデヒョンが護衛につき、その間も賢治とアン・ジヘは工作員の照合を続ける。 峰武は早速、自身が開発した地震制御装置の中枢『ビッグオニオン』を設置する作業にとりかかる。部品が組み立てられ、助手たちが機械処理を施す。巨大なマシンが設置されていく。 数十人の護衛の中に暗殺者がいるのか――細心の注意を張り巡らせる皆藤たち――賢治とアン・ジヘのディスプレイのめまぐるしい数字の羅列――そしてとうとう暗殺者を見つける! それは、峰武の助手の一人になりすましていた中国人の女、イーリー――イーリーが設置していたビデオカメラは、ガス兵器だった!イーリーはガス兵器を作動させ即座に逃亡を図る!今度こそ生け捕りにしなければ!パクデヒョンの銃がイーリーのかかとに命中! 暗殺者は捉えたが、背後には、大地震を防ぐ計画を、人殺ししてでも阻止したい人間がいる――その事実をつきつけられるパクデヒョン、皆藤、ファンたち。 ガス兵器の検証、後処理をする皆藤に東京から連絡が入る。 皆藤の娘、美月が誘拐されたというのだ――!
#3 海湾自治区

#3 海湾自治区

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

皆藤は、美月が誘拐されたことを海湾側に知らせなかった。問題解決の糸口になるのなら、海湾側は美月の犠牲など厭わないだろう。報告義務を怠り、単独で情報収集を図る。 そんな皆藤に、誘拐犯から直接電話が来る。犯人の要求は、「美月の命と引き替えに、峰武を殺せ」――電話の主は、すでに恵理をすっかり懐柔し、絶大な信頼を得ている、松川。 ビッグオニオンの設置が完了し、峰武が改めて取ったデータにより、新たな事実が発覚する。 アジアを襲う大地震は一ヶ月以内に起こる可能性が高い。早急に峰武の地震制御装置の設置を進めなければならない。しかも、地震の事実を公にできない中で、迅速な作業が必要となる。 そこで用意されたのが、海湾特別区域――『海湾自治区』の設立だった。この場所を中国、韓国、日本の経済協力のもと、アジア発展のモデル区域として独立させる――。 誘拐された美月は、機転をきかせて見張りを撒き、監禁場所から逃げ出した。犯人たちは美月を探しまわるが、何とか追手を逃れ、民家に保護される。一報を受け、安心する皆藤。 その夜、暗殺者が再び峰武を襲った――男は皆藤に取り押さえられるが、その場に駆けつけたファンたちから、皆藤が暗殺の協力者なのではないかと疑いをかけられる。美月の誘拐事件で単独行動を取っていたのがバレていたのだ。 皆藤は、峰武の命と引き換えに娘が狙われていたことを白状する。娘は助かった。こうするしか方法がなかったのだ、と――その時、皆藤の携帯に松川から着信が。美月は再び松川に捕まったのだ。「その場で峰武を殺せ」と要求する松川。「助けて!」と美月の声が聞こえる。――皆藤は銃を手にする。パクデヒョンとアン・ジヘは皆藤に照準を合わせる。「許してくれ」皆藤の言葉は誰に向けられたものなのか――松川の携帯に銃声が聞こえる。
#4 プレスリリース

#4 プレスリリース

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

聞こえた銃声は、アン・ジヘが暗殺者を撃った音だった。 峰武は、これを峰武が殺されたことにしようと提案した。海湾にいる限り峰武の命は狙われ続ける。死亡を発表すれば、もう2度と家族にも会えない――しかしそれでもこの計画を成し遂げなければならないという峰武の強い意志。 世界中で報道された峰武博士の死去。 皆藤の日本での部下、高田は、峰武が死んだ今、犯人たちが美月を生かしておく理由はない、と考えていた。高田は皆藤の指示で、誘拐犯の捜査と恵理の警護に当たっていたが、恵理は、そんな高田に不快感をあらわにし、ひとり不安をつのらせる。 その、恵理の弱った心に付け入る、松川。刑事たちの目を盗んで、松川は恵理を連れ出す。 暗殺者イーリーの尋問により、暗殺の指示を出したのはチャングウ社の社員、ヨンピルと判明。 すぐにパクデヒョンとアン・ジヘがヨンピル確保に向かうが、ヨンピルは逃走!社内での銃撃戦の末、既のところでヨンピルを逃してしまう。 峰武は郊外の一軒家に身を隠すことになった。ここからキムに指示を出し、地震制御装置の設置作業を進める手筈だった。しかし、敵は峰武の死亡偽装をした医師に接触、峰武の居所が突き止められてしまう。 その日は海湾自治区設立のプレスリリースの日。特設会場の警備に人員を割かれ、峰武の警護が手薄になっている。 急いで峰武の救出に向かう皆藤とパクデヒョン――!
#5 ボーダーライン

#5 ボーダーライン

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

峰武の隠れ家に、一斉に射撃が始まり、強化ガラスで守られた玄関はバズーカ砲で破られていく。警備の人間は殺され、峰武が撃たれる――瞬間、パクデヒョンと皆藤が到着!峰武を確保し反撃に出る!続々と援護が到着し、逆に追い詰められるヨンピル。しかし一瞬、目を話した隙に、峰武は胸を撃たれてしまう! 逃げるヨンピル。皆藤たちは追う。無線で連絡を取り合い、航空写真から逃走先を割り出す! が、あと一歩のところで再び取り逃がしてしまう――。 峰武はすぐに病院に搬送され、緊急手術を受け、なんとか一命を取り留めた。 東京――美月を誘拐した犯人は、恵理の持っている、とあるデータを美月と引き換えに要求してきた。松川に誘導され、高田にも言わずに、恵理はそのデータを犯人に渡してしまう。 恵理が韓国で働いていた頃、手に入れたマンジェオン社のセキュリティシステムの基盤データ。 世界最高峰のそれは、海湾自治区のセキュリティシステムの基盤に採用されていた。 犯人――松川が恵利に近づいたのは、それを手に入れるためだったのだ。 皆藤は、美月を助けに東京へ行きたかった。しかし中国から出ることは禁じられている。違反してでも東京へ――そう思った矢先、美月確保の連絡が入る。 世界中で、海湾自治区設立のニュースは大きく取り上げられていた。韓国の大統領が、日本の総理大臣が、そして海湾の最高責任者が、海湾自治区の必要性とその素晴らしさを世界中に発信した。 そして、海湾自治区の境界線設置作業が始まる。 この境界線が、果たしてアジアを救う生命線になるのか――。
#6 ディスクローズ

#6 ディスクローズ

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

韓国のチャングウ本社がミンジソンという男に占拠された。人質をとり、海湾側と直接交渉するミンジソン。 ミンジソンが要求するのは、チャングウの海湾自治区からの完全撤退。その日中に、世界に向けて発表しろという。 ミンジソンは3年前まで国家情報院でパクデヒョンの上司だった。共に国を守るために働いてきたのに、なぜ――パクデヒョンはミンジソンを説得しようとするが、チャングウの技術を中国と日本に利用されることを何としてでも阻止するため、武力行使に出たのだと主張するミンジソン。 更にミンジソンは、チョ社長を即刻韓国へ連れ戻すこと。その際、パクデヒョンが付き添うことを条件に挙げる。 パクデヒョンが国外から出ることは禁じられていたが、今は従うしかない。時間を稼ぎながら人質救出と解決を図ることになり、パクデヒョンはソウルへ向かうことになった。同行を命じられたのは、アン・ジヘではなくウェンチン。ソウルでのミッションならばアン・ジヘが適役であるはずなのに、ファンは頑なに、ウェンチンのみの同行しか許可しなかった。 そんな中、キムに取材を申し込む女性記者が。不審に思う皆藤たちは、キムの警護に当たる。 しかし、皆藤たちの目を掻い潜り、キムが拉致されてしまう! ソウルに着いたパクデヒョンとウェンチンは、パクデヒョンの同僚である、韓国情報院の協力者たちと合流。人質救出の作戦を立てる。 そしてチョ社長を伴い、パクデヒョンはチャングウ本社ビルへ乗り込む――。
#7 ホステージ

#7 ホステージ

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

ミンジソンにチョ社長を引き渡すパクデヒョン。ミンジソンは、チョではなく、パクデヒョンに話があるという。ミンジソンは思わせ振りに、パクデヒョンの消息不明の父親の話を始める。行方を教えて欲しければ一緒に来い、と言われ、動揺するパクデヒョン。 そこに、ウェンチンたちによる人質救出が決行!銃撃戦が始まり、人質は保護。ミンジソンを生け捕りにするために格闘するパクデヒョン。後ろ手に手錠をかけられたパクデヒョンは劣勢だが、なぜかミンジソンは、パクデヒョンを撃たない。人間を盾にし、パクデヒョンに一緒に来い、と迫るミンジソン。来なければ全員を殺す、と。 逡巡するパクデヒョンの背中を狙う銃。構えているのは――ウェンチン。狙いを定める――しかし撃てない。パクデヒョンはそのままミンジソンに連れ去られる。 キムを拉致したのはヨンピルだった。家族の命を救いたければ、「大地震が起こること」をカメラの前で証言しろと迫られるキム。キムは恐怖のあまり、言われるがままに証言を始める……が、頭をよぎる峰武の強い意志。 そこへ皆藤が救出に現れる!ヨンピルは再び逃走を試みるが、今度こそヨンピルを拘束――! パクデヒョンが連行された場所には、医療機械と一人の医師がいた。抵抗して逃げようとするパクデヒョンを、撃とうとする部下たちを制するミンジソン――パクデヒョンは逃走! ソウルの街中でパクデヒョンを探すウェンチンたち。パクデヒョンは発信機を持っていないのに、ウェンチンのレーダーを使えばなぜか居所が探知できると言う――。 皆藤は考えていた。なぜファンは、ウェンチンだけをソウルに同行させたのか――まだ、中国側にしか知らない何かがある――思い当たるのは、海湾に来た日に“予防接種”と言われた注射。皆藤たち日本人と、パクデヒョンたち韓国人しか受けていないのだ。 東京――。松川をマークしていた高田は、タケイケンの正体が松川だと突き止める。同僚の柴崎を伴い、松川逮捕に向かうが――、高田は柴崎に殺されてしまう。公安にもスパイがいたのだ。
#8 ナノチップ

#8 ナノチップ

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

ミンジソンから逃げ出したパクデヒョンは、ウェンチンたちと合流。隠れ家へ避難した。 そこでパクデヒョンはウェンチンを問いただす。ミンジソンの狙いは最初からパクデヒョンだった。パクデヒョンの体には一体何が入っているのか――。 ウェンチンは告白する。海湾自治区のセキュリティには、新しいシステム『ナノチップ』を導入することになっていた。その実用化のために、生体実験のデータが必要だった。そのために海湾側は、パクデヒョンたちに“予防接種”と称してナノチップを入れたのだ。 ナノチップのデータを読み込まれたら、海湾自治区のセキュリティシステムを知られてしまう。 ソウルにアン・ジヘではなくウェンチンが派遣されたのは、敵にナノチップを奪われる状況になったら、パクデヒョンを殺さなければならなかったから――。 しかしもう逃げきった。あとは海湾に戻るだけ――そう思ったのも束の間、隠れ家がミンジソンたちに見つかる!先制攻撃を受け、パクデヒョンは再びミンジソンに連れ去られる。 監禁されたパクデヒョンは、そこで思わぬ人物と出会う――行方不明だった父、パクセジン。 パクセジンは、ミンジソンからひどい拷問を受けたらしく、大きな傷を負っていた。 パクセジンは韓国情報院の諜報活動員だった。北朝鮮に潜入し、死亡したと伝えられたが、後に生きていることが判明。しかしその後もセジンは消息を断ったままだった。 20年ぶりの再会に戸惑うパクデヒョン。家族を捨てた父親。無念のまま死んだ母親……思いが溢れ出し、パクデヒョンは父を責めた。「オレだって、ずっと会いたかったんだ」と許しを乞う父……。 パクセジンはデヒョンに言う。もうすぐ仲間が助けに来るから、もう無理な抵抗などするな。ナノチップなど奴らにくれてやれ。助かるために――。 父の言う通りに、パクデヒョンは無抵抗にナノチップの摘出手術を受けることに……と、ようやく突入してくる、ウェンチンたち情報院部隊!しかしナノチップは奪われてしまった!パクデヒョンはとにかく父親を助けだそうと、監禁されていた部屋へ向かうが――パクセジンがいない――。 ウェンチンたちがミンジソンを追う。パクデヒョンも応戦し、ようやく追い詰めた、その時、地鳴りと共に大きな揺れが!物が崩れ、人が倒れる。銃撃どころではなくなるパクデヒョンたち。 そして、いつの間にかミンジソンの姿は消えていて――。
#9 コンフィデンス

#9 コンフィデンス

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

世間では、200年ぶりに韓国に起こった地震の話題でもちきり。 パクデヒョンは、父親が敵側の人間であると信じたくなかった。しかし、韓国情報院が持つ犯罪者のリストには、確かに“祖国の裏切り者”としてのパクセジンがいた。 ミンジソンは、パクデヒョンから摘出したナノチップが完璧な状態であることを確認。これで、海湾自治区のセキュリティシステムを破るために大きく前進した。 パクセジンは、大きな役目を果たしたが、どこか浮かない顔で――。 海湾では、『ビックオニオン』を中心として、『ポテイト』と名付けられた4基の地震対策装置を設置する作業にとりかかる。この5基が起動することにより、重力波を発生させ、地震のエネルギーを拡散させ弱める効果があるという。 ただ、そのうちの1基の設置場所が、辺り一帯を牛耳る黒社会のボス、シェンハンタオの私有地と重なっていた。 海湾側は莫大な金額と、シェンハンタオの息子シェンチンの犯罪歴の消去を条件に、シェンハンタオとの取引を試みる。シェンハンタオは、その条件にプラスしてアン・ジヘを人質として拘束することを要求。 ファンはアン・ジヘに約束する。「オレを信用しろ」――必ず、助け出す。 松川をマークしていた高田との連絡が途絶えた皆藤は、松川が犯人だと確信する。 恵理と美月の警護は、部下の柴崎に任せているが、二人が心配でたまらない――。 峰武の容態が急変。峰武はキムに遺言を残し、死亡する。
#10 プロミス

#10 プロミス

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

松川が正体を現した。 恵理が犯人――松川に渡したセキュリティデータは、専用のハードディスクに保存して、所有者の名前を入れないと作動しない仕組みになっていた。最後の切り札として、恵理はその名前を言わずにおいていたのだ。 恵理を脅し、所有者の名前を吐かせようとする松川。恵理は抵抗するが、美月を殺すと脅され、とうとう所有者の名前を口にする……。松川はすぐにどこかに電話をかける。あとは松川に、恵理と美月を生かしておく理由はない。松川は銃を美月のこめかみに当てた――と、突然暗闇から撃たれる松川! 現れたのは皆藤。軍用機を使って不法入国してきたのだ! 皆藤は、松川と柴崎を拘束。二人は国際犯罪者として海湾自治区に連行される。 シェンハンタオは、土地を明け渡す更なる条件として、油田地域の譲渡まで要求してきた。 その要求に対する上層部の結論は、「却下」。公安の特殊部隊と警察が一斉攻撃をしかけ、黒い一家を根こそぎ制圧することに決まった。 ファンや皆藤たちには何もさせず、アン・ジヘの救出もしないと言われ、ファンたちは、警察が乗り込む前に独自にアン・ジヘを救出しようと企てる。上層部に知られれば命令違反とみなされるが、ファンはアン・ジヘに約束したのだ。必ず助けると。 賢治とウェンチンが、モニター車で指示を出し、ファン、皆藤、パクデヒョンが屋敷へ乗り込む。 屋敷の中では、アン・ジヘがシェンチンに襲われそうになっていた。媚薬を投与され、身体の自由を失う。必死に抵抗するが男の力には敵わない――と、ギリギリのところで3人が到着。すぐにアン・ジヘを連れ出す。作戦は成功かと思われた――が、モニター車の賢治とウェンチンが、見張りの男たちに見つかってしまう!非常ベルが鳴らされ、屋敷の明かりがつく!ウェンチンは銃で応戦、その間にアン・ジヘを連れた3人は脱出――間一髪で逃げきった! 直後に、警察部隊の制圧が始まり、シェンハンタオの一家は取り押さえられた。 その頃埠頭では、暗闇に紛れて、潜水服の男たちが密かに上陸していた。それは、国外に逃亡していたはずのミンジソンとパクセジンと2人の工作員。彼らが持ってきたのは、松川が恵理から奪ったデータの入ったハードディスク。そして、4人を迎える謎の男の姿――。
#11 サスピション

#11 サスピション

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

松川の自白により、徐々にミンジソンの背景が明らかになっていく。 背後にいるのはアメリカの保険会社『レブンワース』。レブンワースの目的は、アジアを対象とした地震保険市場だ。しかし、予想されているような大地震が起これば、保険も何もあったもんじゃない。レブンワースが地震制御の計画に敵対する理由が見えない……。 そんな折、アメリカでレブンワースのビルに爆弾が仕掛けられ大事故が起こる。社長以下主要役員全員が死亡したという――。突然のニュースに、混乱するファンたち。 チャングウの通信記録のデータ検証により、チャングウでポテイトの開発に関わった技術者の名簿が盗まれていたことが発覚。盗んだのはミンジソンが送り込んでいた社内のスパイだった。 それは、敵が海湾自治区の中にいることの何よりの証拠でもあった。 恵理の持っていたデータと、パクデヒョンのナノチップが奪われたことも含め、海湾のセキュリティシステムの再構築が必要とされた。海湾自治区設立の調印式は2日後に迫っている。賢治は早急に作業にとりかかる。しかしここのところ、賢治は体調がすぐれない。シェンハンタオの屋敷での一件で、克服したはずの閉所恐怖症が再発したらしい。 各国の精鋭部隊が、調印式の警備のために集められ、ファンや皆藤らも入念な準備に余念がない。 そして調印式のために、続々と各国要人が海湾にやって来る。 その中に、韓国企業の劉光輝という男。慈善事業にも精力的に協力し、海湾の発展を強く望んでいる人物――しかし、劉光輝は、ミンジソンと何やらつながりが。 何かを企むミンジソン、そして劉光輝。 翌日は調印式。生中継で何かが起こる――。
#12 インシュリン

#12 インシュリン

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

調印式当日――。 賢治は不眠不休でセキュリティシステムの再構築を完了させた。体調は悪くなる一方だ。 偽のIDでは絶対に入れない厳重なセキュリティの中、集まった各国要人。 式は厳かに始まり、壇上では代表者が堅い握手を交わし、調印式は世界中に生中継されていく。その時――突然、一人の男が呻き出し、倒れこんだ。騒然となる会場。そして喧騒の中、殺人未遂事件が起こる! 皆藤たちに拘束されたのは、日本のIT企業の社長、館山という男だった。館山は前日の夜、謎の男からターゲットを殺せと、やらなければ館山の会社を爆破すると脅されていた。また、犯行を手引きしたのは、今まで信頼していた秘書のソフィアだと主張した。 一方、ソフィアや、周りにいた人間たちは、館山が男を突然殺害しようとしたと証言し、前日の夜のアリバイも完璧だ。 どちらの証言にも信憑性があり――これは、劉光輝が恋人のソフィアと共に、館山を嵌めた罠だったのだが――、皆藤たちは誰が嘘をついているのか判断できない。 しかし調べを進めるうちに、皆藤は気がつく。敵の目的は、ターゲットの殺害でも、調印式の妨害でもない。騒ぎを起こせば、皆藤たちは、関係者の身元を洗い、取り調べを行う。こうして警備の注意をそらし、この隙にも、敵は何かを企てている。早急に本当の目的を突き止めなければならない。 少し体調を取り戻した賢治は、セキュリティシステムの誤作動のチェックのため、外出する。 そこで偶然、ミンジソンの仲間、ハンギルドンと鉢合う。ハンギルドンは絶好の機会とばかりに、そのまま賢治を拉致してしまう――。
#13 トラップ

#13 トラップ

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

ミンジソンたちは大きな獲物を捉えたつもりでいたが、劉光輝にとっては予想外のできごとだった。 ここは海湾の区域内。しかも賢治にはナノチップが入っている。今まで緻密な計画を立てて冷静に動いてきたのに、これでは犯行がすぐに露呈してしまう――。 ファンや皆藤たちは、監視カメラの映像から、賢治を誘拐した車を割り出していた、追跡を開始し、賢治の監禁場所の肥料工場を突き止める。 すぐに侵入し、賢治を探す皆藤たち。しかしナノチップの反応はあるが、敵がいない。その無防備さを不審に思う皆藤。その時、突然の爆発が起こる! 間一髪で逃げる皆藤たちは、賢治を助けることができなかった……。 ミンジソンが手に入れたポテイト開発の技術者名簿。狙われたのはリュジョンウォンという技術者。 リュジョンウォンの元を訪れたソフィアは、要求を突きつける。ビッグオニオンの回路からメイン基盤を外して機能停止させること――。拒否するリュジョンウォンにソフィアは美しく微笑む。 数億人のアジア人の命と、家族の命、どちらを取りますか? パクセジンが、仲間には内緒で、パクデヒョンに接触してくる。 パクセジンはがんに侵されており、自らの命がもう長くないことを悟っていた。パクセジンは、デヒョンに、自らの信念を聞いておいて欲しかった。手段は違えど目的は一緒――祖国のために働いているのだ。しかし、父には父の信念があるように、息子にも息子の信念がある。パクデヒョンはパクセジンを拘束しようと、銃を向ける。捕まるわけにはいかないセジンも銃を構える。そんなデヒョンを背後から狙う銃――セジンの単独行動を裏切り行為とみなした仲間、イーチョルス。パクセジンが引き金を引く!それは、デヒョンに向けてではなく、イーチョルスの腕に当たる。イーチョルスはすかさずセジンを撃ち、逃走! 血に塗れる父を抱くパクデヒョン。セジンは、死の間際、賢治は生きている、と打ち明ける。 「許してくれ……」父は、息子の腕の中で息を引き取る。 賢治はミンジソンのアジトに監禁されていた。ミンジソンは賢治を使って、海湾のメインセキュリティを破るコードを作ろうとしていた。 皆藤たちは、賢治の救出へ向かう!
#14 カプセル

#14 カプセル

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

家族を人質にとられた技術者、リュジョンウォンは、ソフィアの指示通り、通常の業務に紛れて、ビッグオニオンの回路からメイン基盤を盗み出した。 監禁された賢治は、状態が更に悪化。意識を失い呼吸もままならない。それは、閉所恐怖症の症状などではなく、3万人に1人と言われる、ナノチップの拒否反応だった。 もう賢治は使いものにならないと判断した劉光輝は、賢治を囮にして爆弾を仕掛けるよう、ミンジソンに指示。ファンたちが、アジトを突き止めた頃には、ミンジソンは消えていた。 賢治は中にいる。しかしミンジソンが仕掛けた爆弾は、外からドアを開ければ爆発する作りになっている。中の賢治は瀕死の状態で、起爆装置の解除ができない。爆弾処理班は間に合わない。 ファンは住民たちを避難させ、皆藤が排気口から乗り込んだ!ギリギリで爆破は阻止――! 劉光輝は、実業家として、海湾側のトップと対面。自治区の発展のために握手を交わす。 その一方、リュジョンウォンが盗みだしたメイン基盤を破壊する。 「これで、やつらとの勝負は、オレの勝ちだ」 パクセジンの体には内視鏡カプセルが埋め込まれていた。パクセジンは、最期にそれを息子に託した。解析した結果、カプセルには地震のメカニズムに関する研究書が入っていた。それは、地震を防ぐ研究でもあり、また、地震を起こすことも可能にする、つまり『地震兵器』が存在する証拠だった! キム博士が、ビッグオニオンのメイン基盤がなくなっていることに気がつく。 この特殊な基盤は峰武にしか再生できない。峰武はもういない。ビッグオニオンはもう機能しない。地震が来たら――アジアは終わる。
#15 ミッション

#15 ミッション

  • 55分 
  • 7日間 330 pt 〜

リュジョンウォンを取り調べ、メイン基盤紛失の経緯を把握したファンたち。 妻子が監禁されている北京のホテルに、ファンとパクデヒョンが乗り込む。捕まえれば今度こそ、本当の黒幕が分かるはずだ。ホテルの出入り口を全て塞ぎ、敵を絶対に逃すまいと、血眼に捜索。妻子を監視していた男は従業員に扮し脱出の機会を伺うが、このままでは捕まるのも時間の問題――と、その時、突然の揺れが北京の街を襲う!街中が停電し、パニックに。ファンたちは男を取り逃がしてしまう――。 その頃、中国の国家機関宛てに一通のメールが届く。 海湾自治区解体の声明を世界に向けて発信し、日本、韓国企業の撤退を開始しなければ、海湾自治区に壊滅的な地震が起こる――つまり敵は、要求に応じなければ、大地震を起こすと言っている。 パクセジンは、パクデヒョンに遺言を残していた。 「お前の信じる、正しいことをやれ」そして「最後は、お前自身の判断だ」と。 パクデヒョンは、父の言う「正しいこと」とは何なのかを知るために、再びミンジソンと接触する。 それがもし、仲間たちを裏切る結果につながろうとも、父がやっていたこと、信じていたことを知りたい――。 壊されたメイン基盤を、世界にたった一人だけ、回復できる人物がいる。峰武と並ぶ、もう一人の天才科学者ウージュン。彼は3年前、地震兵器の開発を拒んだため、ミンジソンに殺された――はずだった。しかしウージュンは、顔も名前も素性も変えて、遠くの街でひっそりと生きていることが発覚する。 敵がウージュンを殺す前に奪回する。それが海湾自治区を守る唯一の方法だ。最大のミッションのために、ファンと皆藤は立ち上がる――!