異国迷路のクロワーゼ The Animation
第9話 秘密
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画質についてあらすじ
湯音は日本のお茶が手に入ったというアリスと、屋敷の中庭で日本式の野点をすることに。一方、クロードが思い出していたのは、カミーユとの昔の思い出。幼いクロードはある日、カミーユを屋敷の外へ誘うのですが…。
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チーズ / 日本迷宮 / 水明かり / 迷子 / 鳥籠(クリノリン) / 天窓 / 子供部屋 / 秘密 / 魔術幻燈(ファンタスマゴリー) / 祈り / 屋根の上の猫
チーズ / 日本迷宮 / 水明かり / 迷子 / 鳥籠(クリノリン)
天窓 / 子供部屋 / 秘密 / 魔術幻燈(ファンタスマゴリー) / 祈り / 屋根の上の猫
本編
19世紀後半のパリ。時代の波に取り残された商店街、ギャルリ・ド・ロアに、ある日、ポクポクという聞きなれない足音が響きます。足音の主は、日本人の少女、湯音。はるばる日本からパリへ奉公に出てきた湯音は、寂れているとはいえ、初めて出会うものばかりのギャルリに、目を輝かせるのでした。店に着いて早速掃除をはじめた湯音は、一瞬、店の窓から誰かが中を覗いていたような気がして……。
朝早くから食事の準備を手伝おうとする湯音。でも、フランスの食事は日本の様に暖かい味噌汁やご飯が出てくるものではなく、湯音は日本とフランスの違いに改めて驚きます。固いパンやにおいの強いチーズ、苦いコーヒー……。食べられないなら残せば良いのにフランスの食事に頑張って慣れようと、食べ切れなかったチーズを持ち帰ろうとする湯音。日本的な価値観がいまひとつ理解できないクロードで――。
相変わらず、日本の文化や湯音の考えていることが理解できずにいるクロード。湯音やオスカーに日本について色々と訊いてみるのですが、二人の話を聴いて想像すればするほど、ますます訳が分からなくなるのでした。
突然ブランシュ家から湯音の元にお茶会への招待状と花束が届きます。湯音にはまだ早いとクロードは招待を断りますが、その知らせを聞いてどうしても納得できないアリスはクロード達の店へと乗り込んできます。
湯音がパリに来てしばらくたったある日。店には今日もお客様はなかなか現れません。たまたま通りかかったご婦人に気付いて呼び込もうと声を掛ける湯音ですが、逆に警戒されてお客様は帰ってしまいました。「店番なんて、黙って客が怪しい行動しないか見張ってりゃいいんだ」というクロードですが、日本の商売はお客様を第一に考え、行動するのが普通。感覚の違いに戸惑う湯音。そんな時、湯音は店の外に小さな人影を見つけます。
どうしても湯音を屋敷へ招き入れたいアリスは、今日もギャルリに馬車で乗りつけ、クロード達の店にやって来ます。今日は写真を撮影したいというアリス。ブランシュ家の屋敷で湯音は、アリスとカミーユが小さい頃の写真を見せてもらいます。子供の頃からきちんと"クリノリン"を身に着けていたというカミーユ。姉のことを誇らしげに話すアリスとは対照的に、写真の中のカミーユはどこか少し寂しげです。
いつもの様に湯音が店番をしていると、つい先日の貧しい男の子が店先に姿を見せます。もう悪いことをしない様に、と朝食の残りのパンを渡しながら男の子に優しく注意する湯音に、クロードは「そんな注意など子供は理解力がない野獣だから通じない」と怒ります。日本の感覚とはまたしても違う考え方に戸惑う湯音。それでも、その子のことを少しでも分かってあげたいと願う湯音ですが、実はその日は朝から体調が優れなくて……。
アリスにお茶会へ招待され、ブランシュ家の屋敷へやってきた湯音とクロード。アリスにどこかへ連れていかれる湯音を見送ったクロードは、姉のカミーユと話すことに。二人は昔、中庭で度々逢っていた間柄なのでした。
湯音は日本のお茶が手に入ったというアリスと、屋敷の中庭で日本式の野点をすることに。一方、クロードが思い出していたのは、カミーユとの昔の思い出。幼いクロードはある日、カミーユを屋敷の外へ誘うのですが…。
お得意さんから看板の制作を依頼され、父親の遺したデッサンと向き合うクロードは翌日、打ち合わせのためにパリを離れます。一方、主人が留守の間も頑張って働こうとする湯音は、見慣れない機械をみつけるのでした。
時代の最先端を集めた巨大な複合店舗、グラン・マガザン。アリスにグラン・マガザンへ誘われた湯音ですが、グラン・マガザンといえばギャルリの商売敵。許可できないクロードは、代わりにピクニックを提案します。
湯音がギャルリに馴染んできたある日。クロードの手伝いをしようと仕事場の手袋を持ち出した湯音ですが、それはクロードの父の遺品で、つい感情的になったクロードは「どっか行ってろ」とつらく当たってしまい・・・