「ロスト・ガール」はボウ(アンナ・シルク:「ビーイング・エリカ」「Billable Hours(原題)」)という、サキュバスの物語である。ボウは人間の性的エネルギー(「気」と呼ばれることもある)を糧にしている。彼女は人間の両親の元で育ち、自分が普通の人間だと信じて疑わなかったが、ある時 セックス中に恋人のエネルギーを吸い取り殺してしまう。旅に出たボウは、自分がフェイという伝説や神話に出てくるような生き物だと知る。フェイは何千年も前から、こっそり人間のエネルギーを得ながら人間界で暮らしてきたのだった。フェイであることを知り安堵と恐怖を覚えるボウであったが、闇のフェイか光のフェイのどちらに属するかを選ぶように迫られる。ボウは人間とフェイの中間的な位置に立って、自分の生い立ちを探ることにする。
ボウは人間のケンジー(クセニア・ソロ:「ブラック・スワン」「Life Unexpected(原題)」)とチームを組んで、助けを求めてやってくる人間やフェイの問題を解決すべく奔走する。人間界で刑事として働くセクシーなフェイのダイソン(クリス・ホールデン=リード:「ベン・ハー」「The Bridge(原題)」「THE TUDORS ~背徳の王冠~」)と、美人な人間の医師ローレン(ゾーイー・パーマー:「The Guard(原題)」「Instant Star(原題)」)と、ボウは三角関係にあるが、彼女の恋愛事情は今後ますます複雑になっていく。