海にのせたガズの夢

「私に、女優の才能はありますか?」 熊野市二木島町に住む高校生の宮内真尋は、熊野PR動画の制作の為に熊野を訪れていた杉原嘉人と出会い、映画同好会のメンバー達とともに映画制作を通じて交流を深めて行く。その過程で徐々に自身の「女優になりたい」と言う夢が明確になって行く真尋。しかし周囲から夢を笑われ、自らが代々行って来た二木島町の伝統的な祭りである「ガズ祭り」の巫女役の後継者問題から次第に夢を追うことに負い目を感じてゆく。葛藤の末に一人の少女が出した答えとは。