お洒落で仕事をテキパキこなす美人秘書のニエ・シンチェン。取引先の社長を空港まで迎えに行くと、その社長とは、かつての恋人イエン・ジンジーだった。5年前にジンジーが記憶喪失になって以来、会っていなかった2人の偶然の再会。しかし、ジンジーはシンチェンを見ても何も思い出さない。シンチェンも初対面を装い、仕事のサポートをする。ジンジーの低血糖症状を察知し、素早く彼の好きな味のキャンディーを渡したり、酒が苦手な彼を取引先との会食でうまく手助けしたり、優れた秘書スキルをもつ超優秀なシンチェンを、ジンジーは手元に置きたがり、なんと勤務先の会社を買収してシンチェンを社長秘書にする。完璧主義者のジンジーをよく理解し、好きな食べ物の準備をし、ベッドの横にはジンジーの好きな天文雑誌を置くシンチェン。シンチェンが自分を知り過ぎていて、そして自分はシンチェンに懐かしさを感じる事に気づき一層シンチェンを追い求めるジンジー。
しかし、近くにいながら自分だと気づいてもらえないシンチェンは複雑だった。アイドルスターのジェン・ニエンとジンジーの婚約の噂もある。退職願を出すものの受け入れてもらえず、秘書と社長として過ごす。シンチェンには、人には言えない過去があった。
5年前、恋人だった2人。大会社の御曹司であるイエン・ジンジーは、シンチェンと結婚するつもりだった。しかし家柄の違いを理由にジンジーの父親に反対されていた。
いざ、プロポーズの時、ジンジーは突然の眩暈で倒れ、記憶障害を患ってしまい、別れてしまったままだったのだ。5年前の大恋愛、別れ、あきらめた過去。すべてを知っている秘書と、すべてを忘れたが、彼女をどうしても手放したくない御曹司社長。すべての障壁をこえ、2人に再び幸せは訪れるのか…?