パンダの大冒険

ロンロンはクマの国の王子として生まれたが、コウノトリが間違ってしまったのか、生まれたのはパンダであった。それでもクマの国の王子として長老や女王に期待されてみたものの、王に必要な勇気と力はどこにもなく、ロンロンは弱虫の甘えん坊。王になるための試練である大滝のぼりのテストも不合格となり、女王クマはロンロンを旅に出すことに。一方、ロンロンを王子として認めず、次の王の座を狙っていたオオグマのデモンはこれ幸いとばかりに、手下のタヌキ・ポン太にロンロンの後を追わせ、すきあらばロンロンを殺してしまおうと企んでいた。そんなことは露知らず、ロンロンは後を追ってきた友達の子グマ・ピンチと共に人間のサーカス団に捕まってしまう。そこでサーカス団の花形、パンダの女の子フィフィと出会ったのがきっかけで、ロンロンは猛訓練を始めて、いつしか友達も増え、がんばりやの強い子に成長していく。ところが、ポン太がそのサーカスに火をつけてしまう。何とかフィフィたちを助け出したロンロンは、みんなと一緒に森へ帰ることに。森にたどり着いたロンロンを待っていたのは、デモンがクーデターを起こして女王を幽閉したというニュース。ロンロンは遂にデモンと闘う決意を持って、クマの国に戻るのであった。