MONSTER
CHAPTER.14 残された男・残された女
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画質についてあらすじ
売春婦殺人事件で、ある議員秘書に接触したルンゲ。しかし強引な捜査方法のため、その秘書を自殺に追い込んでしまう。一方エヴァは、遊びで誘った庭師に心惹かれていた。しかしクリスマスの夜、楽しそうな庭師家族を目にしたエヴァは・・・。
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本編
ニースの豪邸で優雅な日々を送る元刑事のミュラー。ミュラーは探偵を雇いテンマやニナの足取りを調べさせていた。ある日ミュラーはボディガードのロベルトに打ち明ける。自分の人生を変えたのは一本の電話だったと。しかし、そこにニナが現れ、意外な事実を告げる。
ハンブルグで連続中年夫婦殺害事件と思われる事件が起きた。連邦捜査局のルンゲ警部も捜査に出向くが、一連の事件とは無関係だと確信していた。しかし、地元有力紙の取材には、犯人は一連の事件と同一だと答えるのだった。ルンゲの意図とは?
酒びたりの日々を過ごすエヴァの前に現れた男、ロベルト。彼の目的はエヴァの持つアルバムにあるヨハンの子供の頃の写真だった。その写真を渡したらテンマの居場所を教えると言うロベルトに、エヴァは1年前デュッセルドルフでヨハンを見たと告げる。
テンマはフュッセン近くの山荘である男の傷の手当てをしていた。男は5年前に裏社会で起きたある事件のことをテンマに語る。その事件にテンマはヨハンの影を見るのだった。一方、山荘へ続く唯一の道には、エヴァとロベルトの姿が・・・。
目の不自由な大富豪・シューバルトは、曜日ごとに違う男子大学生を雇い、本を朗読させていた。火曜日担当のカールは、シューバルトが自分の父親かも知れないと思い接近、調査する。そしてカールと友人のロッテは、もう一人シューバルトの息子をかたる人物の存在を知る。それは木曜日担当の青年だった。
木曜日の青年、ファーレンは自殺していた。シューバルトからファーレンの調査打ち切りを命じられた元刑事の探偵・リヒャルトだが、その死に疑問を抱き、調査を続ける。一方、言葉巧みにカールに近づいたヨハンは、ロッテ達と共謀してシューバルトをある場所へ連れ出す。
リヒャルトは、刑事時代に酔っ払って殺人犯の少年を射殺した過去を持っていた。また、アル中から立ち直るためライヒワインのカウンセリングを受ける日々を送っている。今の彼の楽しみは別れた娘に会うことだった・・・。一方、カールはシューバルトが自分の父親だと確信するが・・・。
シューバルトから調査の打ち切りを宣告されたリヒャルト。息子候補だったエドムント・ファーレンの自殺に疑問を抱いていたリヒャルトは、未解決事件のファイルを振り返るうち、ある疑念が浮かぶ。それは、テンマが犯人とされている中年夫婦殺人事件だった。
ヨハンに疑いの目を向け、その動向を監視するリヒャルト。リヒャルトから一連の事件に関する相談を受けたライヒワインは、大学教授時代の教え子であるDr.ギーレンに協力を要請する。一方、子供の権利条約の取材と言ってリヒャルトを誘い出したヨハンは・・・。
酒に寄って事故死したとされるリヒャルト。ライヒワインはその死に疑問を抱き独自に調査を開始する。ギーレンはそんなライヒワインに、テンマを探し出せばすべての謎が解ける可能性があると言う。そして、事件当夜のリヒャルトの動向を調べていたライヒワインは、バーで酒を買ったのがリヒャルトではないと推理する。
ロベルトに襲われたライヒワインを間一髪で助け出したテンマ。テンマはライヒワインの案内で、シューバルトの秘書をしているヨハンを確認する。一方ギーレンを訪ねたルンゲは、テンマがミュンヘンにいることを掴む。
大学の図書館で、未解決の殺人事件を調査中のニナと知り合いになったロッテ。ロッテはニナの顔がヨハンの顔にそっくりだと気付く。その頃テンマは、高性能の狙撃銃を手にいれ、トレーニングの日々を送っていた。ある森を狙撃場所に定めたテンマだが・・・。
相次ぐ子供の転落死事件。命を取り留めた少年・マルティンは、ビルの屋上での遊びはヨハンから教わったとディーターに告白する。またヨハンは、自分はもうすぐ日本人に撃ち殺されると語っていたという。一方大学図書館で、ある絵本を見たヨハンはいきなり気を失い倒れてしまう。
図書館で、ある絵本を見て気を失ったヨハン。何事も無く退院したヨハンに、マルゴット・ランガーに成りすました"赤いヒンデンブルグ"と名乗る娼婦から脅迫状が届く。一方テンマは、ヨハンの手がかりをつかむべく、ルンというベトナム人のモグリの女医に会う。
テンマと親交のあった日本人たちと会い、テンマ自身になりきろうとするルンゲ。一方、ライヒワインとギーレンはついにヨハンの正体に気付く。その頃、テンマは狙撃銃と共に大学図書館の本棚の上に潜んでいた。
シューバルトに会い、ヨハンの正体を告げるライヒワイン。シューバルトは「怪物を倒せるのはさらなる怪物だけだ」とライヒワインに語る・・・。大学図書館に向かうシューバルト、ニナ、ライヒワイン、ルンゲ、そしてヨハン。ついに、セレモニーは始まる・・・。
ヨハンが読んでた絵本をニナに見せるロッテ。ニナには昔誰かに読んでもらったかすかな記憶があった。自分はいったい誰なのか、自問するニナはヨハンに会うため大学図書館へと向かう。その頃、図書館の本棚の上で銃を構えるテンマのスコープに、ヨハンの姿が捉えられる。
ロベルトを倒したテンマは、ヨハンを探し猛火に包まれる階下のセレモニー会場へと急ぐ。壇上では、シューバルトに向かい、自分が見えるかと迫るヨハンの姿があった。ついに対峙するテンマとヨハン。銃を構えるテンマにヨハンは自らの額を指差す。
ヨハンに銃弾を放ったのはテンマでなくニナだった。しかし猛火に紛れてヨハンは再び行方不明に。ヨハンが借りていた部屋を調査したルンゲだが、その部屋には人が住んだ気配が全く無かった。一方、シューバルトは、ドレスデンにいるテンマに向け、衝撃的な伝言をカールに託す。
511キンダーハイムでの虐待事件を調査中のジャーナリスト、グリマー。彼は旧東ドイツ時代、スパイであった過去を持っていた。ドレスデン発プラハ行き急行列車にテンマと乗り合わせたグリマーは、警察から追われるテンマを助け、国境への道案内を買って出る。