ホジュン~伝説の心医~(第73話~第135話)
第104話 兄との和解
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画質についてあらすじ
恭嬪はジュンに王子の支えになってほしいと頼み、最期の時に備える。ジュンのおかげで追及を免れたと知ったソクは、家を訪ねて和解を申し出、幼い甥のギョムを優しく抱き寄せる。そこに恭嬪危篤の報せが入り、治療のかいなく息を引き取るのだった。ジュンは、薬草や風土病の研究をしたいと内医院に休みを願い出、師の墓に参り心を新たにする。
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まとめ買い
悲しい別れ / 顔面麻痺の治療 / 医女の誘惑 / わがままな患者 / 医者の良心 / 宮中に戯れ言なし / 迫る刻限 / 刑執行の瞬間 / 王からの褒賞 / 問題視された刺鍼 / 広まる噂 / 長男の誕生 / 頑なな心 / 恩讐を越えて / 使臣への接待 / 暗い影 / 過去を知る者 / 疫病発生 / 猶予の願い / 疫病の猛威 / 最善の治療法 / 新たな出世の機会 / 明かされた過去 / 取り下げられた王命 / 身分を超えた愛 / 恭嬪の嘆願 / 赦免 / 仁嬪の懐妊 / 側室の兄たち / 不安な処方 / 呪いの儀式 / 兄との和解 / 光海君の苦悩
王の期待 / ドルセの秘策 / 御医任命 / 世子を巡る争い / 戦火の中で / 避難の道 / 平壌を目指して / 逃亡の嫌疑 / 息子の怒り / 王子の危篤 / 完全なる敗北 / ドジの涙 / 根も葉もない噂 / 王宮を後に / 王妃選び / 王妃の懐妊 / 不敬なる診断 / それぞれの立場 / 権力の板挟み / 劇薬での治療 / 卑怯な脅し / 近づく死期 / 王の遺言 / 王命書の存在 / 流罪の沙汰 / 流刑地での診療 / 都からの使い / 東医宝鑑の完成 / 内医院を辞して / 最期の時
本編
刑場でジョンミョンを見てショックを受けるイェジン。ジョンミョンは「天に誓って恥ずべきことはしていない」と言い、薬を飲んで息絶える。宮廷には新しい都提調として、かつてジュンが夫人の病気を治したソン大監が赴任。ドジは内医女セヒに迫られていた。そんな頃、恭嬪の兄が顔面麻痺になり、診察したドジは7日で完治させると言う。
ドジと同じようにジュンも恵民署で顔面麻痺の患者を診ていた。ソン大監はジュンが患者を3日で治すと言ったのを耳にする。その患者はジュンの指示を守らず治りが遅くなったものの、指示通りにして回復。一方、ドジは恭嬪の兄を3日で治し、王の前で褒められるが、直後に再発してしまう。ソン大監はドジが「7日で治す」と言ったことを知る。
ソン大監は恭嬪の兄の治療をジュンに任せ、回復見込みの日数を偽ったとドジを叱責。イェスはジュンの治療法をけなすが、ジュンは師匠の医術をけなさないでほしいと言う。オ氏夫人は恭嬪の兄の一件を知って、仕事を求めて来たダヒを追い返す。その頃、セヒはドジを誘惑しようと酒を飲ませる。翌朝目覚めたドジは隣にセヒがいるのを見て・・・。
宮中ではジュンがイェスの治療法を受け入れず、反旗を翻したと評判になる。わがままな恭嬪の兄は薬を飲むのを拒んで、囲碁に興じていた。そして、薬を飲ませようとするジュンに怒って硯を投げつける。続いて、夜中に起こして投薬しようとしたと、さらに激怒。今度は碁盤を投げつけられたジュンは足を負傷するが、それでも薬を運び続ける。
ジュンは処方箋を見たドジから問いつめられ、恭嬪の兄が初期の胃がんだと話す。驚いたドジは自分やイェスが見逃したと知られると困ると、病気のことを黙っていてほしいと頼むが、ジュンは医者の良心が許さないと断わる。イェスからも同じように言われても断固として拒否する。恭嬪の兄が治療のつらさに暴れていると、そこに王が現れる。
王に尋ねられ、兄は胃がんでイェスの指示を受けて治療していると答えるジュン。さらに、いつまでに治せるかを聞かれ、指示に従うなら5日で治すと返答。王はそれを聞いて「宮中に戯れ言なし」と言う。それは失敗すれば手首を切り落とされることを意味していた。それを知ったソクはジュンの失敗を願ってほくそ笑み、ソン大監は心配する。
妻が出産したドジの家では、オ氏夫人がジュンの窮地を知って喜んでいた。ジュンの母とダヒは祈るしかない。約束の期日まであと1日となり、恵民署の人々も気が気ではなくなる。間もなく、恭嬪の兄が大量に吐血して、ジュンは恭嬪から責められるが、ひとまず刻限までということになる。残りあと2刻(1時間)となるが麻痺は治らない。
約束の刻限が近づいて連行されるジュン。イェジンらが刑の撤回を頼み込むが、イェスは取り合わない。さらに「胃がんが治るわけがない」と言う。それに対してジュンはウィテを解剖した事実を話し、治る見込みがあると訴える。それでも刑が執行されようとした瞬間、兄が回復したとの報告が入り、一転ジュンは王から褒賞を受けることに。
喜びに湧くジュン一家。恭嬪から呼ばれ、母とダヒを連れて宮殿に参ったジュンは屋敷を賜る。さらに、王からは王子の侍医になってほしいと言われるが、ジュンは固辞し、病気の時だけ診察するということになる。イェスはジュンを呼び、「ウィテは国一番の名医だ」と潔く認める。喜びを噛みしめるジュンに対し、ドジは敗北感を募らせる。
ソン大監はジュンたち医官の前で「心を込めて治療すれば、自ずと道は開かれる」と言う。その言葉を自分への当てつけと感じたドジは、慰めるセヒに「あの晩のことは酔った上の過ち。顔も見たくない」と言い放つ。その頃、恵民署ではソヒョンが鍼で患者を救ったものの、医女の刺鍼が問題になり、イェジンが恭嬪に訴えて事なきを得る。
ドジとセヒの仲は噂になり、イェスの耳にも入る。新しい品階の発表日。ジュンは昇進し、ドジは苦行とされる明の随行医員を命じられる。抗議するドジにイェスは「クビにならないだけまし」と一喝。ソクはセヒを拉致し「噂はでっちあげと言え」と脅すが、セヒはイェスの前で「情を通じた」と言う。何も知らないドジの母は喜んでいた。
嫁から、明へ行くのは左遷だと知らされ嘆く母に、ドジは「このままでは終わらない」と誓う。やがて、月日が過ぎてジュンには男児が誕生し、ギョムと名付けられる。それは昔、父が「ジュンに子供が生まれたら」と考えた名だった。師匠の命日、ドジの家を訪ねたジュンはオ氏夫人から追い返されるが、夫人が重病と知って再び訪問する。
頑としてジュンの診察を拒んでいたオ氏夫人。気を失った間に脈をとったジュンは3~4日が峠と告げる。ドジの妻は助けてほしいと懇願。だが、オ氏夫人がジュンの治療を嫌がることから、ホンチュンが診察を引き受け看護を始める。その頃、明からの使臣団が宮廷を訪れる日が決まり、恵民署の医女たちが使臣をもてなすことになる。
夜中に起きたオ氏夫人は、ジュンが薬を調合しているのを見て激怒。「おまえに診せるくらいなら死ぬ」と言うが「師匠のために治療させてほしい」と訴えるジュンに折れる。間もなく回復した夫人は謝礼のためにジュンの家を訪ねる。宮廷では使臣の相手にイェジンとソヒョンが選ばれる。それに抗議するジュンだが、なすすべはない。
2人が選ばれたのは内医女ソビの計略だというホンチュンの訴えも虚しく、使臣をもてなす日が近づき、避けられないと悟ったイェジンは自殺を図る。一命は取り留めたものの、ジュンに宛てた手紙を発見され、彼に危害が及ぶと脅されて、泣く泣く受け入れる。その夜、使臣のいる館に赴いた2人は飲み物に薬を入れようとする。
突然、使臣の1人が腹痛を訴えて苦しみ出したのを見て、2人は「自分たちは医女だ」と話し、持っていた薬を飲ませる。使臣の容態が落ち着き、2人は何事もなく帰された。ジュンはある日、猟に出る王に随行し、落馬した王を診る。その様子を見た従事官チョンスがジュンに声をかける。彼は龍川でジュンを捕まえた役人だった・・・。
マンギョンと旧知の間柄だったチョンス。2人の酒の席に同席させられたジュンが帰った後で、チョンスはジュンが何者かを思い出す。そして、後日マンギョンに「密貿易をした上に両班と結婚した罪で極刑は免れない」と話して聞かせる。ジュンは家族に、自分の過去を知る人物が現れたことを話し、罪を償うしかないと覚悟する。
ジュンはマンギョンにすべてを告白。マンギョンはチョンスに目をつぶってほしいと頼み込むが拒否される。チョンスはジュンを捕えるため恵民署に向かう。しかし、ジュンはちょうど疫病が発生した黄海道に派遣されたところだった。疫病に倒れる人を見て、治療法を究明しようと懸命になるジュン。そこにチョンス、そしてソクもやって来る。
ジュンはチョンスに自首すると話した上で、疫病の治療法を見つけるまで待ってほしいと頼む。チョンスはその頼みを聞いてやり、ジュンは治療に専念する。その頃、ヤンテはドジの母から使用人のユウォルとの結婚を許されて喜ぶ。都では混乱を避けるため疫病のことは伏せられていたが、偶然知ったイルソは商機到来と喜び噂を流そうと考える。
ジュンは派遣先の獄中に、かつて母の治療をしてやったドルセがいるのを見て、彼の進言で病気の罪人を診察し、さらに刑の軽いドルセたちを牢から出して手伝わせる。同じ頃、明から戻ったドジは、母がジュンの治療で一命を取り留めたことを知らされる。一方、イルソは疫病の噂を流してお札を売ったかどで捕まり、棒叩きの刑を受けていた。