武則天‐The Empress‐
67話 思いもよらぬ刺客
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画質についてあらすじ
呉王府で刺客に襲われた李治は、李恪に命を救われるが、やはり李恪を心の底から信頼することができず落ち込んでしまう。そして翌日、李治は朝議で李恪の左遷を言い渡す。しかしそれは李恪が自ら李治に申し出たことであった。李治は、いまだ朝廷を牛耳る長孫無忌と関隴集団を排除すべく、長安から離れた地で李恪に勢力を拡大させようと、その申し出を快諾したのだ。そんな李恪は宋州へ赴く前夜、密かにある者と会うのだった。
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本編
賀蘭敏月は武媚娘に献上された蒙頂茶に毒を盛る。それを知った武媚娘は、ついに賀蘭敏月を殺害した。だが真相を知らない李治は、ますます武媚娘を疎むようになった。目をかけていた姪の死に憤る李治は、武媚娘が重用してきた李義府に怒りの矛先を向ける。流罪となった李義府をかばう者は誰もいなかった。皇太子となった李顕は凡庸で、正室である韋氏の言いなりだった。門閥出身の韋氏は父の韋玄貞と共に、武媚娘を排除する企みを巡らす。
意識を取り戻した李治は武媚娘を召し2人で散歩に出ることに。李治は国事に興味のなかった自分がなぜ皇帝に就いたのかを武媚娘に語り、自分は出会った頃と変わらず永遠に雉奴であると告げる。そして武媚娘と花火を見ながら静かに息を引き取るのだった。一方、李顕は李治が最期に召したのは皇太子である自分ではなく、武媚娘であることを知る。落胆した李顕は義父である韋玄貞の後押しを受け、偽の遺詔を手に武媚娘の元へ向かうのだが…。