登録して視聴ポイントとおトクなクーポンをゲット!今すぐ無料トライアル冬薔薇◎「自分はもう、失うものはなにもない」内面をさらけ出した芝居が新たな傑作を生みだす。 名実ともに日本映画界を牽引する映画監督・阪本順治。今まさに“アグレッシブな円熟期”を迎えたこの…映画邦画ヒューマンドラマ2022年PG12日本お気に入りに登録作品情報シェアXFacebookLINEURLをコピー予告編を視聴
全話冬薔薇109分 3日間 440 pt 〜ある港町。専門学校にも行かず、半端な不良仲間とつるみ、友人や女から金をせびってはダラダラと生きる渡口淳(伊藤健太郎)。“ロクデナシ”という言葉がよく似合う中途半端な男だ。両親の義一(小林薫)と道子(余貴美子)は埋立て用の土砂をガット船と呼ばれる船で運ぶ海運業を営むが、時代とともに仕事も減り、後継者不足に頭を悩ましながらもなんとか日々をやり過ごしていた。淳はそんな両親の仕事に興味も示さず、親子の会話もほとんどない。そんな折、淳の仲間が何者かに襲われる事件が起きる。そこに浮かび上がった犯人像は思いも寄らぬ人物のものだった……。
作品紹介◎「自分はもう、失うものはなにもない」内面をさらけ出した芝居が新たな傑作を生みだす。 名実ともに日本映画界を牽引する映画監督・阪本順治。今まさに“アグレッシブな円熟期”を迎えたこの鬼才が、40歳も年下の若手俳優・伊藤健太郎のために書き下ろしたオリジナル新作。シナリオを書き下ろすにあたり、阪本監督は伊藤と初めて対面し、数時間かけて話を聞いた。生い立ち、家族や友人との関係、仕事観。そして順風満帆だった役者人生を暗転させた過ちと、その後の生き方について。渡口淳という主人公のキャラクターには、このとき阪本が感じた匂いや気配、独特の佇まいなどが色濃く反映されている。もちろんフィクションには違いない。だがこの物語には、伊藤健太郎という俳優がこれまで見せてこなかった表情──ある種の未熟さや、寄る辺のなさも引っくるめたリアルな存在感が、たしかに刻み込まれている。 名声も技術もすべて捨て去り、内面をさらけ出した伊藤健太郎の演技によって、阪本順治監督のフィルモグラフィーに新たな傑作が加わった。
スタッフ阪本順治脚本・監督安川午朗音楽津島玄一音楽プロデューサー笠松則通撮影渡邊孝一照明照井康政録音原田満生、我妻弘之美術普嶋信一編集岩崎文男(※「崎」は山へんに立つに可)衣裳豊川京子ヘアメイク中村勝一マリン統括ディレクター木下グループ製作キノフィルムズ配給