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本編

クール・ドライ・プレイス

クール・ドライ・プレイス

  • 99分 字幕 
  • 7日間 299 pt 〜

ラッセル(ヴィンス・ボーン)=通称ラスがカンザスのこの田舎町にやってきてからもう1年半になる。 彼はシカゴの一流法律事務所で働く有能な弁護士で、愛する妻ケイト(モニカ・ポッター)と可愛い息子カルヴィン(ボビー・モート)=通称カルと共に満ち足りた生活を送っていた。しかしある日、妹の結婚式に出かけると言って家を出たケイトは、それっきり戻ってこなかった。 残されたカルの面倒を見るために時間をとられた結果、事務所を首になったラスは、友人の紹介でこの町の小さな法律事務所に職を得てつまらない仕事に甘んじていた。 草原の中にぽつんと建つラスの家。彼の朝はカルの世話から始まる。近所の家で預かってもらえないときは、子連れ出勤も珍しくない。フロリダに住んでいるラスの父は、息子の窮状を見かねてカルを預かることを提案し、電気クラゲの標本を送ってくる。カルはパパとここで暮らしたいと思っているが、クラゲに“ママ”と名付けた息子を見ると、ラスの心も穏やかではない。そんなとき、ケイトから1年半ぶりに電話がかかってくる。 息子に会いたいというのだ。自分勝手な彼女の態度にラスは怒って受話器を置く。 ひたむきに生きる父と子の、愛のぬくもり・・・。 名作「クレイマー、クレイマー」を凌ぐ感動の名篇 ラスは地元のバスケットボール・チームで監督代理をしている。 ある日、彼は遅刻常習者のノア(デボン・サワ)と口論の末、ノアをスタメンから外してしまう。これを聞いたノアの姉ベス(ジョーイ・ローレン・アダムズ)は、怒ってラスの車にドッグフードをぶちまける。それがラスとベスとの出会いだった。 ノアの暴言が原因だと知ったベスはラスに謝り、カルを乗馬に誘った。3人で食事をし、ラスの家でテレビアニメを見ながらの“デート”。 まるで家族のように和やかなつきあいの中で、次第にラスはオープンで飾らないベスに惹かれていく。しかし、二人が初めて結ばれた翌朝、シャワーを浴びていたラスに代わって電話をとったベスは、それが彼の妻ケイトからだと知る。ベスは、ラスがまだ妻と愛しあっていると思い込み、傷ついて家を出る。ベスが帰っていくのを見たラスは、カルのせいだと思って八つ当たり。腐り始めたクラゲを捨てようとしてカルとの間に険悪な空気が立ちこめる。 と、そのときケイトが玄関に現れる……。