ジェファーソン・ピアース(クレス・ウィリアムズ)は多くの顔を持つ男だ。元オリンピック選手であり、尊敬される教育者であり、2人の娘を持つ父親である彼はまた、ブラックライトニングとして、電撃を自在に操れる能力でフリーランドを守っている。しかし、特殊な能力と複数の顔を持っているのはジェファーソンだけではない。1人は彼の長女アニッサ・ピアース(ナフェッサ・ウィリアムズ)だ。彼女は医学生であり、アルバイト教師であり、熱心な社会活動家でもある。そしてまた、サンダーとして知られるスーパーヒーローでもあるのだ。彼女は息を止めている限り、そのスーパーパワーをどこまでも強められる能力を持っている。そしてもう1人は、ジェファーソンの次女ジェニファー・ピアース(チャイナ・アン・マクレイン)。彼女は父親の運動能力を受け継ぎながらもアスリートになる気はない、気の強い高校生だ。体から電気エネルギー発する彼女には、アニッサやジェファーソン以上の能力を秘めている。リン・スチュワート(クリスティーン・アダムス)はジェファーソンの元妻だが、ふたりは娘たちの親としての役目を分け合っているだけでなく、離婚したいまでも深く愛し合っている。リンは優秀な医学研究者だが、最近はメタヒューマンの治療薬の専門家になりつつある。ピアース一家の敵は、フリーランドの退廃の原因となった腐敗した役人と、100(ワンハンドレッド)と自称する犯罪組織だ。さらには、悪名高い犯罪者トビアス・ホエール(マーヴィン・“クロンドン”・ジョーンズ3世)が人々を脅かし、能力を持ったメタヒューマンが街に襲いかかる。だが強力な仲間もいる。ジェファーソンの父親代わりで元秘密情報員のピーター・ギャンビ(ジェームズ・レマー)とジェファーソンの友人かつ隣人で真面目で正直を絵に描いたようなヘンダーソン警視正(デイモン・ガプトン)だ。