売れない漫画家の藤沼悟は、アルバイトのピザ屋で配達中に何度も同じ時間が巻き戻る<リバイバル>と言う現象が起きる。
周囲の違和感を察知した悟は、交差点に暴走するトラックから小学生を助けるが、その代償として自分がはねられてしまう。
病院に付き添ってくれたのはバイト仲間の愛梨。
他人に対して距離を置く悟に対し、なぜか気後れせずに接してくれる特別な存在だ。
数日後、誘拐未遂を目撃した悟の母・佐知子が何者かに殺害され、愛梨も命を狙われる。
警察から容疑者として疑われた悟が逮捕される寸前、またしても<リバイバル>--。
まき戻った先は18年前、同級生の雛月加代が被害者となった連続誘拐殺人事件が起こる直前だった。
29歳の意識のまま、10歳の身体に<リバイバル>した悟は、連続誘拐殺人事件と母親殺害事件の関連性に気付く。
真犯人を追いつめるために、現在と過去を行き来しながら事件の謎に迫っていく。
はたして、悟は18年前の事件を未然に防ぎ、大切なひとを救うことが出来るのか?