主人公・民夫を演じるのは田中圭。ワンと鳴けない犬と、ちょっぴり気弱な青年の絆を描いた至福の感動作。
突如離れ離れになった2人は果たして再会できるのか?そして、映画史上最も切なく、優しい結末とは――?
主人公・民夫と離れ離れになっても、民夫への愛情をひと時も忘れず、「もう一度、きみに会いたい」という思いを胸に青森から横浜まで798キロをひた走る、ワンと鳴けない犬・ハウ。果たしてハウは大好きな民夫と再会できるのか。映画史上最も切なく優しい結末が、観る者に感動と優しさを与える。
ハウを演じたのは、俳優犬・ベック。初出演とは思えない、堂々たる演技が随所に見られる。そして心優しい犬・ハウに寄り添うもう1人の主人公・民夫を演じるのは田中圭。コメディからシリアスまで硬軟自在に演じ分ける人気実力派俳優が、随所で天才的な演技力を見せつけるハウと本気で心を通わせ合い、ミラクルで愛おしい瞬間を作り出す。
他キャストも実力派揃い。民夫をそっと支える同僚の足立桃子に池田エライザ。他にも、野間口徹、渡辺真起子、長澤樹、モトーラ世理奈、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子、石橋蓮司、宮本信子―といった世代を超えた豪華な顔ぶれ。ハウと出会い、少しだけ心癒される人々を丁寧な演技で表現する。また全編のナレーションを務めるのは、女優・石田ゆり子。動物への慈愛に満ちた優しいナレーションが、映画の感動をより一層深めてくれる。
監督・脚本は、『眉山-びざん-』、『のぼうの城』などで日本アカデミー賞を受賞した名匠・犬童一心。これまでも動物をテーマにした作品を数多く発表してきた動物映画のレジェンドが、1匹の心優しい犬と、心に傷を負った1人の青年の絆を描き、新たな感動作を生み出した。また脚本と原作は『黄泉がえり』、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した斉藤ひろし。