日本中を涙させたドラマ「Mother」から10年。天才子役から本格女優へと羽ばたく芦田愛菜の堂々たる主演映画が誕生した。象徴的だったロングヘアを大胆に切って挑んだ主人公は、撮影時、芦田愛菜自身と同じ年だった中学3年生のちひろ。芦田の表情一つ一つが、多難な思春期を生きるちひろの複雑な感情を見事に物語る。脇を固めるのは、永瀬正敏、原田知世、大友康平、岡田将生、高良健吾、黒木華といった個性的かつ豪華なキャスト陣が集結。原作は『むらさきのスカートの女』で令和初となる第161回芥川賞を受賞した今村夏子。最注目の作家の小説が初めて映像化される。監督・脚本は『日日是好日』で第43回報知映画賞監督賞を受賞した大森立嗣。その他にも音楽の世武裕子を始め『日日是好日』のスタッフが集結し、不遇な環境を生き抜くヒロインの健気で涙ぐましい姿を描き出す。
揺らぎ始める15歳のちひろ。家族とわたし。わたしと未来。広大な星空の下で、少女の信じる力が試される――。全世代の胸を打つ、圧倒的な感動作がここに誕生。