『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』の名匠アグニェシュカ・ホランドが、息もつかせぬサスペンスフルな語り口、陰影豊かなヴィジュアルで、秘密主義の独裁国家に潜入した実在のイギリス人ジャーナリストの闘いを描出。無力な存在でありながら命の危険も顧みず、眩しいほどまっすぐに真実を追い求めたジョーンズの不屈のドラマとなっている。ジョーンズはいかなる苦難の末に、スターリンの“偽りの繁栄”の実態を暴いたのか。そしてソ連の執拗な妨害工作に阻まれるなか、果たしてその一大スクープを世に知らしめることができるのだろうか?主人公のガレス・ジョーンズを演じたのは、実力派英国俳優のジェームズ・ノートン。NHKでも放映されたBBC制作の超大作ドラマ「戦争と平和」で主演を務め、次期ジェームズ・ボンド役とも噂される注目度No.1の若手俳優!ニューヨーク・タイムズで働く記者エイダに『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』のヴァネッサ・カービー。『ニュースの天才』『ブルージャスミン』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』の名バイプレイヤー、ピーター・サースガードが、スターリンにとって“都合のいい真実”を発信したピューリッツァー賞記者ウォルター・デュランティに扮し、ジョーンズとは対極のキャラクターを体現している。