押見修造の伝説的コミックを完全実写映画化!思春期のダークな面をえぐり出す、超過激な青春映画。
原作は鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描き、思春期の暗黒面をえぐり出した押見修造の自伝的コミック「惡の華」。現在に至るまで熱狂的な共感と支持を集め続けている。映画化にあたり、原作者の逆指名でメガホンをとったのは、『片腕マシンガール』『電人ザボーガー』などカルト&ファンタスティックな作品を作り続けてきた井口昇監督。瑞々しいタッチで青春を描き続ける岡田麿里の脚本との化学反応が見事に生まれ、思春期に今、苛まれているすべての少年少女と、かつて思春期に苛まれたすべての少年少女に捧げる映画が誕生した。主人公の春日高男を演じるのは伊藤健太郎。2014年に俳優としてデビューし、主演映画『デメキン』のほか、ドラマや舞台に次々と出演、目覚しい成長を遂げており、本作では爽やかで健康的な好青年というパブリックイメージを打ち破り、新境地を開拓。春日の人生観に決定的な影響を与える仲村佐和を演じたのは、女優として大躍進を続ける玉城ティナ。2019年には『チワワちゃん』『Diner ダイナー』『地獄少女』などの映画に出演。本作でもその圧倒的なビジュアルで、異質な存在の仲村にカリスマ性を与えている。春日が憧れる佐伯奈々子役の秋田汐梨は、初々しさと貫禄を兼ね備えた演技を披露し、初の映画化となる高校編に登場する常盤文役に、モデル、女優と大活躍中の飯豊まりえが扮するなど、最旬キャストの共演も見逃せない。