堕ちていくほど、美しい。
太宰治の代表作にして最高傑作が発表から半世紀を超え、完全映画化!
◆太宰治の不朽の名作「人間失格」を、生誕100周年を記念し実写映画化!
近代日本を代表する作家であり、いまなお文学界に多大な影響を与え続ける太宰治の生前最後の完結作品として知られる「人間失格」。本当の自分を誰にもさらけ出すことの出来ない青年・大庭葉蔵が遊び人の友人の影響を受け、色欲に堕ちていくさまを描いた太宰の代表作が、生誕から100周年の節目の年に待望の映画化を実現した。
◆映画初主演で新人賞受賞の生田斗真を筆頭に、寺島しのぶ・石原さとみらとの豪華共演が実現
今作が映画初出演・初主演となった生田斗真は、堕落していく美しい青年像を見事に演じきり、2010年のブルーリボン賞・キネマ旬報で新人賞を獲得!映画版オリジナルとなった実在の詩人・中原中也を演じた森田剛ら男性陣に加え、葉蔵との刹那的な恋に落ちていく女性陣に寺島しのぶ、石原さとみ、小池栄子、坂井真紀らが肩を並べ、名作の世界を体当たりで表現した。
◆日本映画界を代表する製作陣が紡ぎ上げる極彩色の文芸大作!
監督には「捨てがたき人々」、「ツィゴイネルワイゼン」(製作)で知られる荒木源次郎、撮影には「おくりびと」の浜田毅を迎え、発表から半世紀経過した傑作小説を見事に実写化。太宰の分身的存在の主人公とそのまわりを取り巻く人々を描き出し、不安や苦悩を抱える主人公像が混迷の時代を生きる現代人の共感を呼ぶ作品に仕上げた。