登録して視聴ポイントとおトクなクーポンをゲット!今すぐ無料トライアルデストロイ ヴィシャスランダムにボールが飛んでくるようなスリルに満ちたストーリー展開、思いがけない人物が思いがけない役柄で登場する意外性、主人公が追いつめられるたびに出現するシュールな物体の数々、そして…映画邦画ヒューマンドラマ任侠・やくざ音楽2010年日本お気に入りに登録作品情報シェアXFacebookLINEURLをコピー
全話デストロイ ヴィシャス120分 3日間 330 pt 〜組長の命が狙われていると勘違いした新見は、子分の斉藤とともに敵対するヤクザの組員を10人殺害してしまう。敵対する組のお尋ね者になったあげく、自分の組にすら見放された新見らは、行き場もないまま闇雲に街中を逃げ回っていた。そんな折、新見は聾パンクロッカーのマリア(松本さゆき)と出会う。複雑な家庭の事情を抱え、マリアもまた自分の居場所を失っていた。ふたりは出会った瞬間から、不器用にしか生きられない者同士の親密な心のつながりを感じる。しかし、愛をあきらめていた彼らがようやくお互いを愛おしいと感じ始めたのも束の間、新見を狙う刺客が次々と現れ、ふたりは血にまみれた抗争に巻き込まれていく。阿修羅のごとき姿に武装した新見が最後の死闘を繰り広げる中、ネオオオサカシティーの上空に、あの伝説のネックチェーンのベーシストが蘇る。そのベースに呼応するように、マリアのかきならす激しいギターが絶望的な叫びをあげ、愛しき者への祈りを捧げるのだった。やがて崩壊のきらめくカオスの中で、ふたりの物語は切なすぎる神話になる……。
作品紹介ランダムにボールが飛んでくるようなスリルに満ちたストーリー展開、思いがけない人物が思いがけない役柄で登場する意外性、主人公が追いつめられるたびに出現するシュールな物体の数々、そして、登場人物達が独特のリズムでやり取りする滑稽で哲学的な問答が、この映画の見どころであろう。それらが間断なく繰り出され、一瞬たりともスクリーンから目を離すことが出来なくなるにちがいない。だからと言ってこの作品が、単に過激でエキセントリックな演出によって人々を驚かせ、これ見よがしに「前代未聞の衝撃作」を気どるつもりもないことは、少しずつ分かってくるはずだ。『デストロイ・ヴィシャス』の根底にあるテーマは「渇望」である。理不尽な運命に翻弄されながらも必死で自分の居場所を見つけようとする、どこにでもいる人間達の、ありふれた、しかし切実な「もがき」のドラマ、それこそがこの映画の本流なのだ。
スタッフ島田角栄監督島田角栄、華雪ルイ脚本松田民也、華雪ルイ、田実健太朗、森村啓治プロデューサー奥野友仁、大隈文顕、青木航撮影山本啓太、高木佑也監督補森本翔、八十嶋健児助監督寺田優子、久保雅英制作三丸聡アシスタントプロデューサー藤原まどか、行廣晋一照明