登録して視聴ポイントとおトクなクーポンをゲット!今すぐ無料トライアル大コメ騒動1918(大正7)年、第一次世界大戦後の好景気に沸き、大正浪漫の華やかな頃。都市には新中間層(ホワイトカラー)が生まれ、白米の消費は大きく伸び、シベリア出兵の噂も重なって、米価は天…映画邦画コメディ時代劇2020年日本お気に入りに登録作品情報シェアXFacebookLINEURLをコピー予告編を視聴
全話大コメ騒動107分 3日間 550 pt 〜時は大正7年。富山の貧しい漁師町で暮らす松浦いと(井上真央)は17歳で漁師の利夫(三浦貴大)のもとへ嫁ぎ、3人の子を持つ女仲仕として日々働いている。幼い頃から勉強が得意で聡明ないとは、浜のおかか(女房)たちからの人望も厚かった。 おかかたちは毎日旦那に一升ものコメを詰めた弁当を持たせて漁へと送り出していたが、魚が捕れない時期になると男たちは船に乗って北海道や樺太に出稼ぎに行き、何ヶ月も戻ってこない。利夫が漁に出た後、残されたいとは3人の子どもたちを守るため、浜のおかかたちとともに背中の皮が擦り切れるような思いをしながら、米俵を担ぎ浜の船まで運び入れ、日当の二十銭を受け取るのだった。 その日当で一日分のコメを買えていたはずが、次第にコメの値段は上がり始める。新聞には富山のコメを北海道へと送るため、蔵にもコメがなくなり値段が上がっていると書かれている!こんなに毎日たくさんの米俵を運んでいるのに、買えるコメがなくなる? 「コメを旅に出すなーーー!」 おかかたちのリーダー、清(きよ)んさのおばば(室井滋)を中心に、浜のおかかたちは慣習となっていたコメの積み出し阻止を試みるも、あっさりと失敗に終わる。しかし、浜で起こったその小さな騒動が「暴動」として地元の新聞記事に取り上げられ、大阪から若手記者の一ノ瀬(中尾暢樹)が取材に訪れる事態に発展! そんな折、シベリア出兵の噂が立ち、現地の兵士のためのコメが必要になるのでは? と、さらにコメの値段はつり上がる。もはや仲仕の日当の倍以上の値段になってしまったコメを安くして貰おうと、おかかたちは町の権力者である大地主の黒岩(石橋蓮司)のもとを尋ねるも警察に咎められてしまう。 「なんでオラっちゃは、いつも腹が空いとるがですか? オラの母ちゃんは、毎日朝から晩まで一生懸命働いてくれとります。そんでもおからしか食べられん。なんでながですか?」 いとの息子・正一郎は問いかける。幼い娘は空腹から紙まで口にしてしまう。おかかたちの不満は頂点に達し、集まった数十人でコメ屋へと押しかけ、今までの値段でコメを売ってくれるように頼みに行くが……。一連の騒動を取材していた一ノ瀬は、おかかたちが戦う理由、強くなるしかない現状を伝えようとするが、その記事は数百人が暴動を起こした「越中の女一揆」として尾ひれがついたまま全国へと広がっていく。 騒動から逮捕される者も現れ、おかかたちの内輪モメと駆け引き、そして戦争は現実のものとして迫り、さらにコメの値段は上がっていく気配。追い詰められたいと。おかかたちは、どうする?どうなる?命の源であるコメを守れるのか?子どもたちを、家族を守りきれるのか!?
作品紹介1918(大正7)年、第一次世界大戦後の好景気に沸き、大正浪漫の華やかな頃。都市には新中間層(ホワイトカラー)が生まれ、白米の消費は大きく伸び、シベリア出兵の噂も重なって、米価は天井知らずに上がり続けていた。家計を預かる女性たちが困り果てている中、富山県の貧しい漁師町で起こった「米騒動」。 井戸端から社会を変えた、日本の女性が初めて起こした市民運動ともいわれる出来事で、活躍したおかか=女性たちにスポットを当てた、新年の幕開けにふさわしいパワフルな作品が完成した。
スタッフ本木克英監督谷本佳織脚本田中拓人音楽「愛を米て」米米CLUB(Sony Music Records)主題歌岩城レイ子プロデューサー木次谷良助プロダクション統括増田英明配給統括福岡康裕キャスティングプロデューサー佐々木次彦音楽プロデューサー石川貴博ラインプロデューサー谷口夏美アシスタントプロデューサー南野保彦撮影倉田智子美術江川敏則照明山本研二録音鎌田康男装飾川瀬 功(J.S.E.)編集小林 喬整音堀内みゆき音響効果赤松陽構造メインタイトルデザイン東山龍平スタントコーディネーター鎌田匡晃VFXスーパーバイザー小林加苗スクリプター高橋雄三俳優担当井上昌典助監督曽根 晋制作担当杉崎隆行プロダクションマネージャー東映東京撮影所プロダクション協力エース・プロダクション製作プロダクションラビットハウス、エレファントハウス配給池田模範堂 YKK 北陸銀行協賛
出演キャスト井上真央三人の子を持つ女仲仕:松浦いと夏木マリいとの姑:松浦タキ鈴木砂羽夫が仲仕の親分:水野トキ舞羽美海七歳の子を持つシングルマザー:小川サチ左 時枝鷲田商店の女将:鷲田とみ柴田理恵とみの妹:きみ冨樫 真清(きよ)んさのおばばの腰巾着:沢辺フジ工藤 遥池田模範堂・私塾の先生:池田雪吉本実憂源蔵の妾:ヒサ室井 滋おかかたちのリーダー:清(きよ)んさのおばば三浦貴大いとの夫:松浦利夫立川志の輔富山日報の記者:尾上公作吹越 満仲仕の親分・トキの夫:水野源蔵木下ほうか大阪新報社のデスク・鳥井鈴太郎西村まさ彦活動家中尾暢樹大阪新報社の若手記者:一ノ瀬実内浦純一警察署長:熊澤剛史石橋蓮司大地主・街の権力者:黒岩仙太郎