大コメ騒動

登録して視聴ポイントと
おトクなクーポンをゲット!

今すぐ無料トライアル

大コメ騒動

1918(大正7)年、第一次世界大戦後の好景気に沸き、大正浪漫の華やかな頃。都市には新中間層(ホワイトカラー)が生まれ、白米の消費は大きく伸び、シベリア出兵の噂も重なって、米価は天…

予告編再生

予告編を視聴

『大コメ騒動』の動画一覧

本編

大コメ騒動

大コメ騒動

  • 107分 
  • 3日間 550 pt 〜

時は大正7年。富山の貧しい漁師町で暮らす松浦いと(井上真央)は17歳で漁師の利夫(三浦貴大)のもとへ嫁ぎ、3人の子を持つ女仲仕として日々働いている。幼い頃から勉強が得意で聡明ないとは、浜のおかか(女房)たちからの人望も厚かった。 おかかたちは毎日旦那に一升ものコメを詰めた弁当を持たせて漁へと送り出していたが、魚が捕れない時期になると男たちは船に乗って北海道や樺太に出稼ぎに行き、何ヶ月も戻ってこない。利夫が漁に出た後、残されたいとは3人の子どもたちを守るため、浜のおかかたちとともに背中の皮が擦り切れるような思いをしながら、米俵を担ぎ浜の船まで運び入れ、日当の二十銭を受け取るのだった。 その日当で一日分のコメを買えていたはずが、次第にコメの値段は上がり始める。新聞には富山のコメを北海道へと送るため、蔵にもコメがなくなり値段が上がっていると書かれている!こんなに毎日たくさんの米俵を運んでいるのに、買えるコメがなくなる?  「コメを旅に出すなーーー!」 おかかたちのリーダー、清(きよ)んさのおばば(室井滋)を中心に、浜のおかかたちは慣習となっていたコメの積み出し阻止を試みるも、あっさりと失敗に終わる。しかし、浜で起こったその小さな騒動が「暴動」として地元の新聞記事に取り上げられ、大阪から若手記者の一ノ瀬(中尾暢樹)が取材に訪れる事態に発展! そんな折、シベリア出兵の噂が立ち、現地の兵士のためのコメが必要になるのでは? と、さらにコメの値段はつり上がる。もはや仲仕の日当の倍以上の値段になってしまったコメを安くして貰おうと、おかかたちは町の権力者である大地主の黒岩(石橋蓮司)のもとを尋ねるも警察に咎められてしまう。 「なんでオラっちゃは、いつも腹が空いとるがですか? オラの母ちゃんは、毎日朝から晩まで一生懸命働いてくれとります。そんでもおからしか食べられん。なんでながですか?」 いとの息子・正一郎は問いかける。幼い娘は空腹から紙まで口にしてしまう。おかかたちの不満は頂点に達し、集まった数十人でコメ屋へと押しかけ、今までの値段でコメを売ってくれるように頼みに行くが……。一連の騒動を取材していた一ノ瀬は、おかかたちが戦う理由、強くなるしかない現状を伝えようとするが、その記事は数百人が暴動を起こした「越中の女一揆」として尾ひれがついたまま全国へと広がっていく。 騒動から逮捕される者も現れ、おかかたちの内輪モメと駆け引き、そして戦争は現実のものとして迫り、さらにコメの値段は上がっていく気配。追い詰められたいと。おかかたちは、どうする?どうなる?命の源であるコメを守れるのか?子どもたちを、家族を守りきれるのか!?

PV