夫と共働きで2人の小さな子どもを育てる工場労働者のサンドラ。体調不良による休職から復帰しようとした矢先、会社から解雇を言い渡されてしまう。アジア勢に押され、経営の苦しい会社としては、社員にボーナスを支給するためにはやむを得ない措置だという。それを撤回してほしければ、同僚16人のうち過半数がボーナスを諦めることに賛成する必要があるという。投票が行われるのは月曜日。サンドラに残された時間はこの週末だけ。"自分のためにボーナスを諦めてほしい"と頼むことがどんなに厚かましいお願いかは百も承知ながら、もはや他に選択の余地がないサンドラは、悲壮な思いで同僚への説得行脚を開始するが…。