『京都画報』の動画一覧

本編

#1 京の美意識

#1 京の美意識

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

千年の都・京都と、そこに暮らす人びとの暮らしには、長年に亘って研ぎ澄まされてきた美意識をいたるところに感じることができます。第1回の『 京都画報 』は、そうした京の美意識を、「自然の美」、「食の美」、「芸術の美」、「用の美」の面から取り上げ、視聴者に紹介いたします。ゲストには京都を代表する料亭 瓢亭 十四代当主、高橋英一さんと、華道 未生流笹岡家元、笹岡隆甫さんをお招きし、常盤貴子がお二人から興味深いお話をお聞きします。また芸術にまつわる話題として、常盤さん、笹岡さんが2020年にリニューアルオープンした京都市京セラ美術館を訪問。京都の代表的な近代建築だった前身の旧京都市美術館から保存・継承された建築の魅力を。そして、3800点ものコレクションの中から、美人画の第一人者であり、近代を代表する女流画家であった上村松園の作品を中心に、京都の人びとの美術に対する熱い思いをお聞きします。さらには、世界中のセレブリティーから絶大な支持を集める茶筒の老舗 開化堂 六代目、八木隆裕さんからは、京都の伝統工芸が持つ深い精神性を。また八木さんら伝統工芸を受け継ぐアーティストたちが推進する「GOON(ゴーオン)」プロジェクトも紹介。GOONの中心人物である西陣織の老舗 細尾 十二代目 細尾真孝さんの、世界を視野に入れた取り組みもご紹介します。
#2 庭園の愉しみ

#2 庭園の愉しみ

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

京都で神社仏閣などをめぐると数々の名庭に出会います。そこで今回の『 京都画報 』では、常盤さんが作庭家の小川勝章さんから庭の魅力について学びながら、京の街を巡ります。まず訪れたのは岡崎・平安神宮の神苑。手掛けたのは勝章さんの祖先で“近代日本庭園の先駆者”と呼ばれた七代目 小川治兵衛さんです。琵琶湖疏水を引き入れ、様々な仕掛けが施された約1万坪もの近代庭園の魅力についてたっぷり教えていただきます。続いて訪れたのは妙心寺塔頭の退蔵院。こちらでは国の名勝・史跡に指定されている室町期に作庭された枯山水の“禅の庭”と、昭和40年代に作られた余香苑と呼ばれる“現代の庭”、それぞれの楽しみ方について学びます。さらには老舗和菓子屋にもお邪魔し、“町家の庭”を鑑賞。庭の見方を知れば京都の神社・仏閣巡りも益々興味深いものになるでしょう▽好評!常盤さんお気に入りのカフェ紹介では、寺町通の名店「スマート珈琲店」を訪問。レトロな洋食ランチを楽しみます!
#3 京の和菓子

#3 京の和菓子

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

卓越した職人技が生み出す京の和菓子。四季の移ろいや歳時などを表現する繊細で美しい和菓子は、京の文化の奥深さを伝えてくれる存在です。今回は常盤貴子さんが、和菓子の歴史や背景など、風雅な世界を巡ります。まずは室町後期に京都で創業し、今も宮内庁御用達の老舗和菓子店へ。御所向かいにある落ちついた店舗で目にも美味しい和菓子をいただきます。続いては上京区にある江戸中期の儒者・皆川淇園の学問所跡へ。ここは京都最古の花街、上七軒に店を構える老舗和菓子店四代目・太田達さんが、現代の知のサロンとして、茶会など様々な文化活動を繰り広げる拠点です。正月の菓子“花びら餅”を味わいながら、太田さん、常盤さん、そして華道家・写真家の池坊専宗さんの3人で、和菓子をテーマに様々な話がはずみます。さらに左京区にある現存する日本唯一の金平糖専門店へ。独特の尖った形状を作り出すため、休みなく体を動かし続けるという職人の手業を紹介します。最後は左京区・一乗寺の和菓子処へ。和菓子職人とパティシエの夫婦が生み出したスイーツは、インターネット通販で数ヶ月待ちという人気ぶり。進化を止めない最新の京の和菓子に迫ります。▽常盤さんお気に入りのカフェコーナーは、ゼリーポンチで有名な四条河原町すぐの老舗喫茶店。レトロな佇まいとブルーの照明に照らされた幻想的な雰囲気の店内は、唯一無二の空間として長く人びとに愛されています。
#4 うつわの彩り

#4 うつわの彩り

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

今回の『京都画報』は、常盤貴子さんが「うつわ」をテーマに各所をまわります。京焼・清水焼に代表されるように、京都は全国に知られた「焼物のまち」。人間国宝だった祖父・近藤悠三さんから父、そして自身と三代にわたり陶芸の道を歩む近藤高弘さんに、清水焼について、また京都で焼物が盛んになった理由についてもうかがいます。五条坂に遺る登り窯跡は、登り窯と作業場、煉瓦づくりの煙突が、操業当時の姿を留めたまま残されており、京都の焼物を語る上で欠かすことのできない文化的遺産であり必見です。次に骨董を扱う店が軒を連ねる祇園・新門前通の老舗骨董店を訪ね、陶磁器の名品を拝見。同時に、骨董店での正しいマナーについてもお聞きします。さらに名品だけではなく、日常使いのうつわにも触れたいと名刹・南禅寺の参道に佇む店へ。オーナーのセンスが光る、知る人ぞ知る名店で常盤さん自ら、普段使いのうつわをピックアップ。選んだうつわに盛る料理を担当するのは、京都を代表する老舗イタリアンシェフのご子息にして、自らもオーナーシェフとして独立し、京都イタリアン界に新風を吹き込む那須崇之さん。料理はもちろん、うつわを使いこなす美的センスに常盤さんも思わず唸ります …!▽常盤さんお気に入りのカフェ紹介は高瀬川沿いの名喫茶。1934(昭和9)年創業のクラシックな店内に流れる文化的な雰囲気は、画家・藤田嗣治、俳優・宇野重吉ら多くの著名人にも愛されました。
#5 至高の京宿

#5 至高の京宿

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

今回の『京都画報』は、一度は泊まってみたい京の憧れの宿を常盤貴子さんが訪れます。先ずは京都市役所近くに建つ京都屈指の名旅館へ。文豪・川端康成や三島由紀夫が定宿としていたまさに「至高の宿」です。女将の西村明美さんから江戸後期からの宿の歴史や、皇族、喜劇王チャップリンらが滞在した際の写真などを見せていただき、多くの文人が集う文化サロンとしての役割を担っていたという数々のエピソードについても語っていただきます。次に訪れるのは、哲学の道にもほど近い吉田山の麓に、堂々とした門を構える料理旅館。昭和天皇の義理の弟君である東伏見宮が京都帝国大学に入学され、その後も教鞭を取られるようになった事から、1932年(昭和7年)に別邸として建てられました。「和」と「洋」が見事に組み合わされ、高貴かつ重厚感あふれる建物です。大女将の中村京古さん、女将の中村知古さんが、訪れる方々に必ず渡すという“あるもの”とは…?▽恒例のカフェコーナーは、吉田山荘と同じ敷地内に瀟洒な佇まいを見せるカフェ。緑に囲まれた清澄な空間は、時が静かに流れていくのを感じます。
#6 御所文化の薫り

#6 御所文化の薫り

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

京都市のほぼ中央に位置する京都御苑。苑内にある御所には1331年から1869年までの約500年間、天皇が住まわれ、江戸時代には東西約700m、南北約1,300mの広大な敷地に140もの宮家や公家の邸宅が立ち並んでいました。宮中の雅びやかな文化はやがて一般民衆へと広がり、多様な京文化を形作る礎となったのです。こうした御所から広まった文化について、宮中装束の調進と着装を司る衣紋道(えもんどう)山科流・30代家元後嗣の山科言親(やましな ときちか)さんに教えていただきます。また大正時代に岡崎に建てられた山科家の別荘で、現在は日本文化伝承の拠点としても利用中の瀟洒な和風建築も訪問。さらに皇室ゆかりの扇子や蕎麦の老舗を訪ね、宮中との関わりについてお聞きしたり、職人の伝統技を見せていただきます。▽恒例のカフェコーナーは今回も常盤さんごのみのレトロで雰囲気のある喫茶店が登場!お楽しみに。
#7 西陣ルネサンス

#7 西陣ルネサンス

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

毎回番組での美しい着物姿が印象的な常盤貴子さん。着用の着物と帯は西陣織の逸品。高い技術力と優れたデザイン力は、国から伝統工芸品の指定を受けるなど、京都のみならず日本を代表する織物です。今回はそんな西陣織の世界を老舗問屋の若き社長が案内人となって、地元目線で案内していただける事に。ベテランの手機(てばた)職人や、女性視点のアイデアでヒット商品を連発中の女性CGプログラマー、さらに後継者不足で風前の灯火となっているある工具を3Dプリンターで再現するプロジェクトに取り組む若手職人など、案内人太鼓判の凄腕職人さんが続々登場。また舌の肥えた西陣の旦那衆に愛される名料亭へも足を運びます。▽常盤さんお気に入りのカフェコーナーは、全国からファンが押し寄せる西陣エリアの老舗喫茶へ。昭和レトロ感ただよう空気が訪れる客を癒やします。1時間たっぷりと新旧の西陣をご堪能下さい!
#8 京のパン文化

#8 京のパン文化

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

和食の中心地・京都。実はパンの消費量が全国で1,2を競うパン好きという“新しもん好き”な一面をもっています。今回は自身もパン好きの常盤貴子さん提案、京都のパン文化特集!▽まず訪れたのは1913(大正2)年創業、日本にフランスのパン文化を持ち込むさきがけとなった京都を代表する老舗ベーカリー。創業者がパリ留学時に学んだ看板商品、レトロバゲットなどを紹介。さらにこちらのベーカリーのパンをお店で提供している老舗フランス料理店で、実際にバゲットを試食します。▽続いて訪れたのはこちらも京都を代表する老舗ベーカリー。京都人のソウルフードともいわれる看板メニュー、カルネとは!?カルネと並ぶ看板メニュー、元祖ビーフカツサンドの2品を満開の桜咲く賀茂川畔でいただきます。▽最後は、デニッシュ食パンブームの立役者といわれる祇園の名店。進化し続ける看板商品に驚きの連続!▽恒例カフェコーナーも今回はパンつながり。惜しまれつつ閉店した老舗洋食店の名物、玉子サンドのレシピを受け継ぐ中京区の人気喫茶店。「喫茶文化を受け継ぐ」という心地よい空間に身を置き、ゆったりとした時の流れを過ごします。
#9 歴史と美に触れる京都ステイ

#9 歴史と美に触れる京都ステイ

  • 44分 
  • 2日間 220 pt 〜

世界的な“Withコロナ”の潮流の中、国内でも旅に出かけやすい環境が整いつつあります。きっと京都への旅を心待ちにしている方々も多いはず。今回は旅の重要な要素である宿泊先に注目。“歴史と美”の観点からピックアップした極上の宿を常盤さんが訪れます。まずは三井総領家・油小路邸跡に建つエレガントなホテルへ。二条城を一望できるスイートルームや、フランス料理と日本料理それぞれの食材と調理法を融合・昇華させたイノベーティブな美食の世界を堪能。贅沢なステイを存分に愉しみながら、江戸時代から連綿と続く京都と三井家との歴史に触れます。さらに迎賓の広間「四季の間」の監修を手がける武者小路千家 家元後嗣の千宗屋さんから、床の間の室礼についてもお聞きします。続いて訪れたのは旧御室御所として知られる真言宗 御室派総本山 仁和寺。境内の宿坊に宿泊すると、通常は非公開の国宝 金堂での朝の勤行に特別に参加可能。“世界遺産に泊まる”という京都ならではステイのカタチは、旅先でしか味わえない貴重な経験です。▽カフェコーナーは、いつもと趣向を変えて常盤さんも初めてというベーカリーカフェを訪問します。