新・ミナミの帝王~狙われた銀次郎~

狙われた銀次郎

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  • 74分

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あらすじ

大阪で"ミナミの鬼"と恐れられる金貸し・萬田銀次郎(千原ジュニア)は、菅谷昌和という男に5千万円融資する。ところが、その菅谷が返済を前に病院に運ばれたことが判明。院長の吉田恵美子(伊藤かずえ)から、すでに死亡したと聞かされる。貸した金は必ず取り立てるミナミの鬼が、初めて借金を回収し損ねた…そんな噂が広がり、悔しさをにじませる銀次郎。 そんな折、菅谷の実の娘・阿部幸(浜丘麻矢)が東京にいるとわかる。幸によれば、菅谷は8年前に幸の母親と離婚し、まもなく失踪。しかし、驚いたことに写真を確認すると、金を借した菅谷とはまったくの別人だった。銀次郎は、大阪でホームレスとなった本物の菅谷から男が戸籍を買い取り、菅谷になりすまして詐欺を働いたと推理。男の正体を聞き出そうと菅谷を探す中、恵美子がホームレスを無償で病院に受け入れていることを知る。 ボランティア精神溢れる医師として尊敬を集める恵美子。だが、その実態は"貧困ビジネス"に手を染める悪徳医師で、身寄りのない患者の戸籍を兄の吉田隆夫(五代高之)に買い取らせ、これを悪用して私腹を肥やしていた。 やがて本物の菅谷(山路和弘)を見つけた銀次郎は、戸籍を売った相手が明らかにならなければ、取り立て屋が幸のもとに押しかけると告げる。菅谷は恵美子を訪ね、戸籍を返して欲しいと嘆願。恵美子は、その交換条件にある恐ろしい"仕事"を菅谷に命じる。 後日、銀次郎は背後からナイフを持った何者かに襲われ…。

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本編

紙クズ商売

紙クズ商売

  • 74分 
  • 8日間 330 pt 〜

大阪ミナミで金貸し業を営む萬田銀次郎(千原ジュニア)のもとに、10歳の少女・金子歩(二宮星)が現れた。 母親の金子麻衣(井上和香)が就職した会社の研修で家を空けるため、預かって欲しいと銀次郎に託したのだ。 歩が銀次郎を「お父さん」と呼ぶのを聞いた舎弟の坂上竜一(大東駿介)は、銀次郎と麻衣、そして歩の関係を勘ぐるが…。 麻衣が入社したのは、未公開株を違法に販売する悪徳会社だった。利益の見込めない株を儲かると偽って高齢者に売り、金をむしり取る詐欺で荒稼ぎをしていたのだ。 それに気づいた麻衣は会社を辞めようとするが、社長の今泉あきら(大口兼悟)や営業部長の早川好子(筒井真理子)に丸め込まれ、歩のために金を稼ごうと詐欺に手を染めていく。 一方、歩は銀次郎の顧客の老人・吉岡宗則(綾田俊樹)の家に預けられる。ひとり暮らしで孤独だった吉岡は、歩を孫のようにかわいがる。麻衣はそれを知らずに吉岡に近づき、紙くず同然の株を次々と売りつける。 そんな折、摘発を恐れた今泉らが会社を潰し、新会社を設立すると言い出した。売り上げトップになれば新会社に採用するとハッパをかけられた麻衣は再び吉岡を標的に。 麻衣の巧みな設け話にだまされた吉岡は銀次郎から300万円を借り、未公開株に注ぎ込んでしまう。 まもなく、吉岡は詐欺に気づくが、今泉らは会社を潰して逃げた後だった。貯金をすべて失い、借金まで背負ってがく然となった吉岡は…。