緑川丈二は元ヤクザ。お調子者のチャラ男。かつてトラブルを起こして組から解雇され、当時付き合っていた女とも別れた。路頭に迷った丈二がたどり着いたのは、得意の軽口を生かした漫才師養成学校だった。年の差の離れたクラスメートとコンビを組むがいちいちトラブってケンカ別れ。そんな中、その学校に元アイドルの佐伯ミドリが入校してくる。まったく笑わないミドリは1人孤立していく。丈二はミドリにコンビを組もうと申し出る。
コンビを組んだはいいが、ノリがないミドリとでは漫才にならない。話し合う2人。ミドリは言った。「私、一生分の笑顔の分量を使い切ったの」