原作コミックは、漫画家・新井英樹が熱血営業マン・宮本浩の七転八倒の記録を描いた作品。1990年にモーニング(講談社)で連載をスタートし、1992年に<第38回小学館漫画賞 青年一般部門>を受賞。現在でも、俳優やミュージシャン、漫画家をはじめとした様々な業界から、漫画の“オールタイムベスト”にあげられるほど熱烈な支持者を生み続け、世代を超えて読み継がれている。監督は、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)で、第69回ロカルノ国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞し、国内外でも高く期待される新鋭・真利子哲也が務めている。主演の宮本浩を演じるのは池松壮亮。原作と宮本浩を敬愛する池松は、主演俳優という枠を超え、本作の映画化までの道のりを並々ならぬ思いをもって取り組んだ。そして、池松の熱量と、宮本の熱量が掛け算となり、映画史上類をみない、情熱的で愚直な愛すべき“ヒーロー”が生まれた。このほか、ドラマ版で同役を演じたキャストも再集結。