登録して視聴ポイントとおトクなクーポンをゲット!今すぐ無料トライアルそうかもしれない芸術選奨文部大臣賞を受賞した私小説作家・耕治人による原作を、映画初主演となる落語家・桂春團治と歌手の雪村いづみ共演で映画化。文筆家の高山治と彼の妻ヨシ子は、平穏な毎日を過ごすごく普…映画邦画ヒューマンドラマ2005年日本お気に入りに登録作品情報シェアXFacebookLINEURLをコピー
全話そうかもしれない106分 2日間 550 pt 〜寡作の文筆家・高山治(桂春團治)とその妻・ヨシ子(雪村いづみ)は、質素だが平穏な暮らしを送っていた。子供はいないが、ヨシ子の姉の子・武が、たまに顔を出してはあれこれと世間話をして、早々に退散していく。その日は、突然おとずれた。散歩の途中、ヨシ子が買い物の品物を忘れたという。急いで店に向かう高山。だが、今日は誰もその品物を買ってはいないと言われる。いつも通る橋、いつも寄り道する公園の池。かがみ込んでヨシ子が純真にミズスマシを見つめている。高山はただ、妻と一緒に水面を見つめるしかなかった。久しぶりに訪ねて来た高山の担当編集者・時岡の前でも、ヨシ子の会話はどこかぎこちない。ゆっくりだが、病は確実に進行していた。日常生活でも目が離せなくなってきて、言動もおかしくなっている。自宅介護の限界がひっそりと近づいてきていた。慣れない介護に追われながら、深夜、執筆を続ける高山を、激痛が襲う。ガンの発症だった。医師は手術をすすめ、高山は妻を特別養護老人ホームにあずけ、自分は入院することを決意する。別々の生活が始まり、高山は手術を受けた。ヨシ子が久しぶりに高山を病院にたずねる日がやってきた。おしゃれをして、ケアワーカーの志田に連れられて病室にやってきたヨシ子は、夫にだけ分かる二人だけの言葉を口にする。やがて、別れの日がやってくる。誰もがヨシ子にそのことを告げる事ができない。だが、ヨシ子は微笑みを浮かべ、すべてを分かっているかのように皆に手をさしのべるのだった。
作品紹介芸術選奨文部大臣賞を受賞した私小説作家・耕治人による原作を、映画初主演となる落語家・桂春團治と歌手の雪村いづみ共演で映画化。文筆家の高山治と彼の妻ヨシ子は、平穏な毎日を過ごすごく普通の老夫婦。しかし、ある日突然、ヨシ子が認知症になってしまう。治は少しずつ自分を見失っていく妻を見守ることしかできないでいた。やがて、彼もガンであることが発覚し、2人は特別養護老人ホームと病院で別々に暮らすことになる。
スタッフ保坂延彦脚本・監督李潤午助監督耕治人原作大平義之製作総指揮新田博邦製作赤坂幸隆プロデューサー倉本和人撮影淡路俊之照明黒須康雄美術佳緒里・ナラ・ターナーメイク高津省子記録星一郎録音みつとみ俊郎音楽金子尚樹編集