若者生活謳歌中の18歳、泉谷いちこ(吉井怜)。ママの亡き後男手一つで育ててくれた翻訳家のパパ(石田衣良)と、二人暮らしの毎日。そんないちこが恋をした。その名は城島エリー(今宿麻美)。そう、女なのだ。エリーを恋人だと紹介すると、パパは驚きつつも2 人を理解してくれる。さすがパパ!心が広い。その代わり、ある告白がいちこを待っていた。「パパ・・・ゲイなんだ、それにママはレズビアンだった」予想すらしない展開に戸惑ういちこ。愛ってなに?普通ってなに?私ってなに?自分の気持ちに正直に生きていくってこんなに難しいことだっけ。どんなときも、わたしがわたしらしくいることができたら、その先に待っているのはいったいどんな世界なんだろう?