あらすじ

「支那で果樹園を作るのが夢だ」という玉井金五郎が関門海峡を望む山口県彦島に渡ったのは日露戦争が終った頃であった。 沖仲仕で戦友の大田新之助のもとで旅費稼ぎする金五郎だが、生来の気っ腑のよさと度胸で彦島港の山尾組を支配するほどになり、大村組と争った荷役作業で一躍男をあげる。金五郎が大怪我し、沖仲仕仲間の林助の妹マンが甲斐甲斐しく見舞い、そのお礼にと金五郎は懐中ランプをマンに贈った。このランプを九州一の大親分吉田磯吉の子分が力づくで奪おうとしたことから、止めに入った新之助が怪我をする。金五郎は「子分の非は親分の非」と吉田に頭を下げさせた。同席した伊崎仙吉は吉田の仕返しを恐れて金五郎を山尾組から追い出してしまう。それから三年、マンと世帯を持った金五郎は昔仲間の林助らを呼び寄せて永田組の助役の座に着いていた…。

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本編

日本侠客伝 絶縁状

日本侠客伝 絶縁状

  • 93分 
  • 2日間 330 pt 〜

首都東京で一大勢力を誇る天盟会橋爪会長が暴力取締頂上作戦で検挙されて三年。 次期会長を狙う上野組組長は、最高幹部の浜田組壊滅を策し、シマを荒らして頻繁に暴力事件を起こしていた。浜田宅で開かれた事始式で、浜田は会長の留守に起こった不祥事や任侠道の乱れを諌めた。橋爪会長の健康を心配する浜田に、警察から天盟会を解散すれば橋爪会長を釈放する内示があった。浜田は刑務所の橋爪会長を訪ね、乱れた天盟会を憂い解散してほしいと訴えた。しかし橋爪会長はその申し出を強く撥ね付ける。浜田は橋爪会長にこれい以上の刑務所生活は無理だと、傘下の組長を招集して天盟会の解散を図るが、全員の反対に合い、浜田は絶縁状を天盟会に叩きつけ、浜田組だけの単独解散を決行した。