青春の門

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  • 140分

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あらすじ

北九州・筑豊の炭坑地帯に生まれた伊吹信介は、そこの風土の中で育った。そして、父・重蔵は、《のぼり蜘蛛の重》と呼ばれ筑豊の顔役として、その存在は北九州一帯に知れ渡る人物だった。その重蔵が、新興やくざ・塙竜五郎とカフェーの女給タエを巡り大喧嘩となり、死闘の末彼女を手に入れたのは重蔵だった。信介の二度目の母親となった。 その2年後、竜五郎の関係する炭坑で落盤事故が起き、坑夫たちが坑道に閉じこめられてしまう。重蔵は竜五郎の見守る中、単身ダイナマイトを持って坑道へと突き進み、発破を仕掛けた。多くの坑夫が助かるものの、遂に重蔵が帰ることはなかった…信介5才の時の出来事だった。以来、タエが採炭の仕事をしながら、女手一つで信介を育てた。父の血を受け継ぎ、負けん気な少年に育つ信介は、また一角の男である金朱烈と出会う。金は落盤事故の際に救われた坑夫の一人であった。 戦争を経て、信介が中学生になったころ、タエの体は過労のため、結核に蝕まれていた。そのため、信介とタエは飯塚で運送業を営む竜五郎のもとへと引き取られることになった。それは、淡い想いを寄せる織江との別れでもあった。竜五郎が腹を撃たれるという事件が起こる。それを朝鮮人労働者の仕業と知った竜五郎一家の長太が単身殴り込みをかけるものの、逆に囚われの身となる。その長太を引き取りに竜五郎が乗り込むと、その前に立ち塞がったのは金朱烈だった。対峙する二人の間に割って入ったのが信介だった。「俺は筑豊の子、だれの味方でもなか」と長太を担いで出て行った。すべてを捨てて自分で生きて行こう。信介は上京を決意し、療養所のタエに報告に出かけた。信介が一人前の男になったとタエが喜んだのもつかの間、翌朝おびたたしい血を吐いて他界してしまう。タエの葬儀を終えた信介は、竜五郎に置き手紙を残し、東京へと旅立つのだった。

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『青春の門(第二部)』の動画一覧

本編

第21回

第21回

  • 48分 
  • 2日間 330 pt 〜

緒方(高岡健二)や信介(江藤潤)たちに対する荷役監督・矢嶋(志賀勝)の圧迫は、段々と露骨になってきた。だが緒方は何としても不正を暴こうと、仲仕の小泉(土方弘)を丸玉食堂へ招いて、鏑矢組のやり口を話してもらう。それを察した矢嶋たちが丸玉食堂へ乗り込んできたが、玉吉(信欣三)の迫力に負けて引き上げていった。一方、西沢(米倉斉加年)は美也子(長内美那子)と五稜郭で会い、それを同僚に見られ支社長から責められたが、はっきりと美也子を救うと宣言する。そんな中、緒方はトミ(高橋洋子)に函館を案内してもらうが、食堂の近くで別れたトミが大変なことになり・・・。
第22回

第22回

  • 48分 
  • 2日間 330 pt 〜

トミ(高橋洋子)は鏑矢組の矢嶋(志賀勝)たちに襲われ、乱暴された。玉吉(信欣三)には西沢(米倉斉加年)のオートバイでケガをしたことにするが、すぐにバレてしまう。玉吉は西沢や緒方(高岡健二)たちが市民運動を起こし、暴力団に報復するのを反対はしないが、自分は自分でやるという。そんな中、劇団はついに鏑矢組を追い出す社会劇"羊と狼のうた"を演じることに決まった。一方、西沢は美也子(長内美那子)に、「もう会わないでおこう」と言われるが、「一方的な愛でもかまわない。自分のためにもあなたを人形から人間にする」と告白する。
第23回

第23回

  • 48分 
  • 2日間 330 pt 〜

緒方(高岡健二)や信介(江藤潤)たちは丸玉食堂でクリスマスパーティーを開く。だが、玉吉(信欣三)の姿が見えず、大切に使っていた包丁もない。手分けして捜すと、矢嶋(志賀勝)たちに襲いかかろうとしていて、トミ(高橋洋子)の必死の説得で思い止まらせる。一方、西沢(米倉斉加年)は、村山(内田朝雄)から暴力組織追放キャンペーンを書いてもいいとの許可を得る。出来上がった脚本は何か足りないという意見が多く、トミの事件を取り入れるべきだと言われた緒方は、トミの元へ。許諾したトミだったが、内心は深く絶望していた。
第24回

第24回

  • 48分 
  • 2日間 330 pt 〜

西沢(米倉斉加年)の暴力組織追放キャンペーンは、激しい調子で連日北洋新聞の紙面を飾り始めた。村山(内田朝雄)は選挙に打って出るために、政界の大物の接待役として美也子(長内美那子)を差し出そうとするが、美也子は家出し西沢を頼ってきた。とりあえず、玉吉(信欣三)が身を隠す手助けをしてくれた。一方、緒方(高岡健二)の脚本が完成して、トミ(高橋洋子)も劇団の手伝いをしてくれる。しかし、鏑矢組の妨害も始まった。連日、新聞社へ押しかけ、会場を世話した喫茶店のマスター・弘木(犬塚弘)も脅かされる。
第25回

第25回

  • 48分 
  • 2日間 330 pt 〜

鏑矢組の妨害で会場が決まらず、町中のポスターを修正して奔走していた。そんな時、緒方(高岡健二)たちはおしげ(浦辺粂子)から、トミ(高橋洋子)が乱暴されたことが町中のウワサになっていると聞く。緒方たちはトミを正式に劇団員として同行させる。玉吉(信欣三)も賛成し、会場の世話も引き受けてくれた。一方、村山(内田朝雄)が鏑矢組と手を組みキャンペーンが中止になり、西沢(米倉斉加年)は失望のあまり我を失い美也子(長内美那子)の元へ行くが、密かに尾行している男がいた。そんな中、玉吉は店を売り払った金で古倉庫を借りて会場を提供した。妨害も一段と激しくなったが、おしげの店で出会った元炭鉱員の谷(高津住男)が何かと助けてくれた。しかし、そうした中で脱落者が出てしまう。
最終回

最終回

  • 47分 
  • 2日間 330 pt 〜

ようやく劇団「白夜」は第1回公演にこぎつけた。初日も鏑矢組の激しい妨害を受けたが、おしげ(浦辺粂子)や谷(高津住男)たちの助けで成功。一方、西沢(米倉斉加年)は、村山(内田朝雄)と鏑矢組の裏取引きなどを暴露した記事を北洋新聞に差し替えて載せるべく、印刷所へ忍び込む。首尾よくできたと思ったのもつかの間、翌日の新聞は元の記事に戻っていた。さらに、西沢は鏑矢組に拉致されたが、春男(火野正平)が助け出し、訪ねてきた美也子(長内美也子)と共に東京へ向かう。あと2回の公演を残して倉庫劇場は、村山の手で立ち退かされることになり、緒方(高岡健二)たちは敗北した。札幌へ行くものと、東京へ帰るものに劇団は分裂。信介(江藤潤)は重く厳しい青春の門を雪の向こうに見つめながら、札幌へと旅立った。