近未来の西暦2034年。東京は、21世紀初頭に起きた第2次関東大震災の被害から復興し、新たな繁栄を誇っていた。その影にはゲノム・コーポレーションによって開発された"ブーマ(Boomer)"と呼ばれる「亜人」の活躍があった。ブーマは生体素子核AIを備え、金属・非金属を融合してつくり出された人造人間である。
ブーマが社会に大量投入された結果、人はブーマを自然な存在としてとらえようとし始めていた。その一方で、ブーマを売春や破壊活動の道具として使う犯罪も急増。その対抗手段として高機動対テロチーム"A.D.POLICE"(A.D.= Advanced Defensive)が組織された。この物語は、A.D.POLICEに所属しながら通常では手に負えない難事件を解決する特殊任務組織"ブランチ"と、そのメンバーの活躍を描いたものである。