片渕須直監督が、8年間暖め続けた意欲作「アリーテ姫」、ついに登場!
(*片渕監督は、「魔女の宅急便」で演出補を担った宮崎駿の直弟子)
この夏、すべての世代の人々にオススメしたい「心の冒険の物語」です。
時は中世。 姫君は、城の高い塔のてっぺんの小部屋に閉じこもり、その顔を人々の前に見せることはない。やがて婿となる男性の現れる日まで、無垢な身でいつづけることがその使命なのだ。
だが、彼女――アリーテ姫は、塔の窓から見下ろす城下の町に生きる人々の姿を見ては、生きることの意味を考えていた。ある日、古文書を読み解いて秘密の抜け穴を探り当てた彼女は、城を抜け出し町へ出る。
城下町は職人たちの世界。そのひとつひとつの手が意味ある物を生み出して行くさまは、まるで魔法を見るかのよう。人の手にはこれ程の可能性がある。だったら、わたしの手にだって出来る何かが…。